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気になる毛穴のポツポツ、黒ずみ|皮膚科処方や市販薬を解説

[2023.09.15]

肌の悩みで多いのが、毛穴関連。ポツポツや黒ずみ、角栓、くぼみ…。
毛穴のトラブルは種類も様々です。
この記事では、毛穴の種類や部位、年齢ごとの傾向、医療機関で使用される毛穴ケアの薬、市販の毛穴ケアアイテムなどを解説します。

毛穴の機能、役割

毛穴が目立って気になる、無くしたいと思っても、無くなるものではありません。
毛穴には、様々な機能・役割があり、ヒトの身体に無くてはならないものです。

 

毛穴は、

  • 肌の保護機能(バリア機能)
  • 肌のうるおい調整
  • 体温調節

などのとても大切な働きをしています。

 

毛穴をふさぐ、なくすのではなく、毛穴が目立たないように皮膚、肌を整える事が重要となります。

毛穴の種類

毛穴の状態には、様々な状態があります。
ここでは、毛穴対策の入口である「毛穴の種類」を解説します。

  • いちご鼻、角栓、つまった毛穴
  • 開いた毛穴
  • たるんだ毛穴
  • クレーター状の毛穴
  • メラニンによる毛穴の黒ずみ
  • 産毛による毛穴の黒ずみ
  • 乾燥した毛穴

いちご鼻、角栓、つまった毛穴

皮脂の分泌が盛んな鼻の頭部分などによく見られる毛穴。
皮膚に残った汚れや皮脂が毛穴に留まり、皮膚の角質と混ざって毛穴が栓をした状態となります。
それらが酸化し、黒ずみの元となる事も。
皮脂分泌が過剰な際に、見られやすい毛穴の状態です。

開いた毛穴

Tゾーン周辺の、皮脂の多い部位に見られる事が多い毛穴タイプ。
男性や脂性の肌質な方に多い毛穴になります。
過剰な皮脂分泌や、毛穴に詰まった角栓を取り除いたあとなどに毛穴が開いた状態となりやすくなります。

たるんだ毛穴

頬や、ほうれい線周辺に多い傾向のある毛穴のたるみ。
加齢によって、肌の弾力が低下し、皮膚が縮む事で毛穴のたるみが目立つ事が起因しています。

クレーター状の毛穴

過去に出来たニキビ由来で、毛穴周囲が凹んだ状態です。

メラニンによる毛穴の黒ずみ

メラニンが過剰な状態によって、毛穴の入口が黒ずんだ状態を指します。
紫外線などの外的な刺激から、毛穴の入り口部分がメラニンを生成し、色素が沈着する事によって黒ずみます。

産毛による毛穴の黒ずみ

産毛が太く、毛穴が黒く目立つ事で起こる黒ずみを指します。
元々の毛が濃い場合や、剃毛等によって目立つ場合があります。医療用レーザーで毛を減らして行く等の対策が取れます。

乾燥した毛穴

バリア機能が低下している肌で見られる事の多い、乾燥した毛穴。
保湿不足による、角質の乱れて等によって肌が乾燥し、毛穴が目立ってしまいます。
対策としては、保湿成分を補って、肌のバリア機能を正常化させる事が重要となります。

部位ごとの毛穴の特徴(頬、鼻、眉間、おでこ)

ここでは、毛穴のある箇所、部位ごとの特徴を解説します。

  • 頬の毛穴
  • 鼻の毛穴
  • 眉間の毛穴
  • おでこの毛穴

頬の毛穴

年齢によって、肌の代謝やハリの状態の変化が現れやすい部位。
毛穴もこの影響により、目立ちやすくなります。たるみ毛穴などに気を付けたい部位です。

鼻の毛穴

顔の「Tゾーン」と呼ばれる部位の、特に皮脂がつまりやすい部位。
いちご毛穴と呼ばれる、鼻頭のブツブツ、角栓などに気を付けたい部位です。

眉間の毛穴

顔の「Tゾーン」と呼ばれる部位で、やはり皮脂分泌の多い傾向のある箇所になります。
加齢によるシワなども影響しやすい部位です。

おでこの毛穴

顔の「Tゾーン」と呼ばれる部位で、面積も広く、毛穴が気になる部位です。

肌質別の毛穴の特徴(乾燥肌、敏感肌、ニキビ肌、脂性肌)

ここでは、肌のタイプ毎の毛穴の特徴を解説します。

  • 乾燥肌の毛穴
  • 敏感肌の毛穴
  • ニキビ肌の毛穴
  • 脂性肌の毛穴

乾燥肌の毛穴

肌の水分量が不足してしまっている乾燥肌。肌のカサついて、皮膚表面の目が荒くなり、毛穴が目立ってしまいます。
また、乾燥を補うために、皮脂の分泌が促され、過剰な皮脂がつまりや角栓の元となってしまう事も。

敏感肌の毛穴

一般的な肌と比較して、皮膚のバリア機能が低下している肌です。紫外線などの外的な刺激によって、乾燥や状態の低下が起こりやすく、毛穴の開きなどが目立ちます。

ニキビ肌の毛穴

皮脂腺の働きが活発で、ニキビができ易いのがニキビ肌です。ニキビのつぶれ等で出来たくぼみに、余分な皮脂、汚れなどがつまりやすいため、ケアを怠ると毛穴の目立ち、炎症、角栓などの元となります。

脂性肌の毛穴

元から皮脂の分泌量が多いタイプの肌が脂性肌です。一般的な肌より過剰に皮脂が分泌されているため、毛穴の広がり、つまり等が見られやすいタイプです。

年齢別の毛穴の特徴(10代、20代、30~40代)

ここでは、年齢別の毛穴の特徴を解説します。

  • 10代の毛穴
  • 20代の毛穴
  • 30~40代の毛穴

10代の毛穴

過剰な皮脂の分泌によって、毛穴が詰まる事の多い10代の毛穴。
ニキビなども多い年代です。ニキビケアの不足などで、ニキビ跡に老廃物や皮脂などのよごれがたまり、開いた毛穴、黒ずみ毛穴の元となる事もあるので、丁寧なお手入れが重要です。

20代の毛穴

10代と比較すると、皮脂分泌の量も落ち着いてきますが、20代前半まではまだまだ皮脂の分泌が活発な傾向にあるため、皮脂や汚れのケアは怠れません。
メイク落としなども気を付けたいポイントです。メイクが落とし切れていないと、毛穴のつまり、角栓や酸化しての黒ずみ毛穴の元となるおそれも。

30~40代の毛穴

肌のバリア機能の低下、水分量やハリなどの状態の変化が見られる年代では、たるんだ毛穴などの注意が必要です。
肌が乾燥すると、補うために皮脂分泌が促され、毛穴のつまりの元となる場合もあるので、保湿やうるおいケアが重要になってきます。

皮膚科などの医療機関で毛穴のために処方される薬

ここでは、皮膚科などの医療機関で使用される事の多い、お肌、毛穴対策の薬剤を解説します。
医師による肌状態や体質、生活リズムなどの診断の後、適した薬剤を処方されます。

  • ニキビ用ローション、ゲル
  • 抗炎症作用のローション
  • ピーリング外用薬

ニキビ用ローション、ゲル

ニキビ肌に対応した薬剤。ホルモンバランスが不安定な年代にでき易いニキビ。
抗男性ホルモン薬などと併せて、ビタミンC誘導体なども配合して、治療と美容を兼ね揃える薬剤もあります。

抗炎症作用のローション

ニキビなど、毛穴や皮膚の炎症を抑える働きのあるローション。
肌の状態を整えるために、まずは荒れている所を鎮める必要があります。
皮脂や角栓で炎症を起こしている部位を抑え、肌状態を正常に近づける第一歩として使用します。

ピーリング外用薬

ピーリングとは、薬剤を用いて古い皮膚を取り去る美容法です。
ピーリング外用薬は、ピーリングの際に使用する外用薬になります。

  • 化粧水タイプ
  • スプレータイプ
  • ゲルタイプ

など、様々な形態があり、処置する部位や状態によって使い分けます。

毛穴ケア向けの市販薬(ドラッグストアなど)

毛穴が気になった際、手軽にすぐに試す事ができるのが、ドラッグストアなどで市販されている毛穴ケアアイテムです。
洗顔料から保湿まで、様々な目的のケアアイテムが揃っているので、選び方のポイントを解説します。

  • 毛穴ケアクレンジング
  • ゴマージュ
  • ピーリング
  • 化粧水

毛穴ケアクレンジング

メイク落としや日々の肌の洗浄のみでなく、角質も除去できるタイプの洗顔料がおすすめです。
しかし、肌をゴシゴシと荒くクレンジングしてしまっては、肌にとってダメージとなってしまうので、優しく汚れや皮脂吸着が可能なクレイタイプやデリケートな肌用のものを選ぶと良いでしょう。

ゴマージュ

やさしく余分な角質を除去できるゴマージュ。
ジェル状、またはクリーム状で、細かい粒子が配合されています。
マッサージをしつつ肌表面の汚れや角質を落とし、整った状態へとケアします。

ピーリング

ピーリングは、配合された成分によって、皮膚の状態をやわらげ、角質を落としやすくします。
ピーリングもゴマージュも、共通点は使用頻度。
頻繁に使うと、かえって肌に負担がかかる事もあるので、週1回など、肌の状態をチェックしつつ、製品の使用説明書きを守って使いましょう。

化粧水

気になる毛穴や肌には、水分補給がとても重要になります。

  • さっぱり仕上がる
  • 保湿力が高い
  • メラニン生成を抑える成分配合
  • 抗炎症成分が配合されている

など、毛穴ケアに適した機能をチェックしてみてください。

毛穴ケアの薬まとめ

一口に毛穴と言っても、詳しく見るほどに、毛穴や肌の状態、年代、部位などで、その傾向は様々な事がわかります。

 

状態の整え方も、ゆっくりと整えるのか、素早い結果を求めるかで、行う施術は異なります。

 

お肌、毛穴はとてもデリケートなので、適していない対策を続けると、かえってダメージを与えてしまいます。
最も良いのは、皮膚科などにかかり、肌の専門家に現状を診察してもらい、最適な薬剤や処置をする事です。

 

昨今は、通院の他に、オンライン診療も幅が広がり、自分の都合の良い時に診察してもらいやすくなっているのでおすすめです。

 

気になる毛穴ケアは、適切な現状把握から始めましょう。

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