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淋菌予防ワクチンとDoxy PEP(曝露後予防薬)のご案内

淋菌予防ワクチンとDoxy PEP(曝露後予防薬)のご案内


淋菌予防の新しい選択肢へ

梅毒、淋病、クラミジアは予防可能な性感染症(STI)です。当院では、これらの予防法としてDoxy PEP(ドキシサイクリン曝露後予防内服)と淋菌ワクチンの処方が可能です。最新の予防策を駆使して、性感染症のリスクを大幅に減少させることができます。


感染力と対策

  • 梅毒の感染率:約30%
  • 淋病、クラミジアの感染率:約50%

これらの性感染症は無症状でも感染力があります。感染後は再検査まで少なくとも2週間性行為を控える必要があります。


Doxy PEPとは?

Doxy PEPの効果

Doxy PEPは、性的接触後に内服することで、性感染症のリスクを低減する予防薬です。ドキシサイクリン(Doxycycline)という抗生物質を使用し、以下のような予防効果があります:

  • 梅毒の予防効果:87%
  • クラミジアの予防効果:88%
  • 淋病の予防効果:55%
使用方法
  • タイミング:性行為後72時間以内にドキシサイクリン200mgを内服します。
メリット
  • 即効性:迅速に服用することで、感染リスクを効果的に低減します。
  • 予防的アプローチ:性的接触後のリスク管理に役立ちます。
費用と接種回数
  • 費用:1回分 1,800円(税込)
  •   :7回分 12,000円(税込)
提供方法
  • 対面診療および電話診療・配送サービス:Doxy PEPは電話診療を通じて処方され、必要な場合は配送サービスも提供しています。

淋菌予防ワクチンとは?

ワクチンの効果と安全性

淋菌予防ワクチンは、髄膜炎菌B型ワクチン(Bexsero)を使用しており、2回接種で約50%の予防効果があります。フランスの研究によれば、ワクチン接種により淋病の発生率が約51%減少しました。
ブースター接種の効果持続期間はまだ正確には判明していませんが、オーストラリアでのモデル研究によると、3年ごとに一度のブースター接種が最適とされています。

接種のメリット
  • 感染リスクの低減:ワクチン接種により、淋菌感染のリスクを大幅に減らすことができます。
  • 長期的な健康管理:ワクチン接種は、将来的な健康リスクを低減するための重要な一歩です。
  • 安心感:性行為におけるリスクが低減され、日常生活においてより安心して過ごすことができます。
費用と接種回数
  • 費用:1回あたり30,000円(税込)【池袋院限定接種】
  • 接種回数:2回(初回、1ヶ月後)
副反応

接種部位の痛みや腫れ、倦怠感、頭痛、嘔気、発熱などが報告されています。

おすすめ対象
  • 過去に淋病や他の性感染症にかかったことがある方
  • 淋病治療薬にアレルギーがある方
  • 複数のセックスパートナーがいる方
  • CSW(風俗業界、AV業界等で働く方)など感染リスクの高い方

 ※店舗様、団体様での接種をご検討の場合は、お問い合わせください。


再感染のリスク

淋病の頻度と無症状のリスク

淋病は感染力が非常に強く、多くの場合無症状で進行します。症状がないため、気づかないうちに他人に感染させるリスクがあります。さらに、淋菌感染を放置すると、男性も女性も将来的に不妊症のリスクが高まります。特に女性では、子宮外妊娠が原因で命に関わる出血を引き起こす可能性もあります。

淋病は何度でも感染する

淋病は一度感染しても免疫がつきません。つまり、一度治療して完治したとしても、再び感染するリスクは変わりません。特に、症状がない場合でも、感染したパートナーと性行為を行うことで再度感染する可能性があります。

再発と再感染の違い

淋病は一度治療して完治すれば「再発」することはありません。しかし、免疫がつかないため、「再感染」する可能性はあります。特にパートナーが感染している場合、ご自身が治療を受けても、再度性行為をすることで再感染する恐れがあります。このため、パートナーと共に治療を受けることが重要です。


予防策の重要性

淋病は非常に感染しやすく、無症状の場合が多いため、予防策をしっかり講じることが大切です。淋菌感染を予防するために、Doxy PEPや淋菌予防ワクチンの利用を検討しましょう。これにより、感染のリスクを大幅に低減することが可能です。健康を守るために、積極的な予防対策をおすすめします。

 

コスト試算

淋菌治療費用の比較
    1. 定期的な淋菌治療(三ヶ月に一回発症する場合)

      • 治療前の検査費用:4,200円 × 4回 = 16,800円/年
      • 淋菌治療注射薬:10,500円 × 4回 = 42,000円/年
      • 治癒判定の検査費用:4,200円 × 4回 = 16,800円/年
      • 合計:75,600円/年

      3年間では:75,600円 × 3年 = 226,800円

    2. 淋菌ワクチン接種(3年間の効果を考慮)

      • ワクチン接種費用:30,000円 × 2回 = 60,000円
      • 合計60,000円/3年

 ※2回接種で約50%の予防効果があります。

 ※検査費用、治療注射薬の金額は当院価格にて試算。


どちらを選ぶべき?

予防ワクチン vs. Doxy PEP
  • 継続的な予防を望む方には、淋菌予防ワクチンが適しています。定期的な接種により、長期的な感染リスクを低減できます。
  • 一時的な予防を希望する方や、特定の状況でのリスク管理が必要な方には、Doxy PEPが有効です。

よくある質問

ワクチンの接種回数は?

通常、初回接種と1か月後の追加接種が必要です。詳細は医師にご相談ください。

Doxy PEPはどのくらいの頻度で服用する必要がありますか?

性的接触後に服用することが推奨されます。詳細な服用方法は医師の指導に従ってください。

副作用はありますか?

どちらの予防法も、副作用は軽度であり、ほとんどの方に問題なく使用できます。ただし、個々の体質によって異なる場合がありますので、医師とご相談ください。


ご予約

当院では、患者様の健康を最優先に考え、淋菌予防ワクチンとDoxy PEPの提供を行っております。予防について詳しく知りたい方や、どちらが適しているかご不明な方は、お気軽にご相談ください。

予約方法
  • オンライン予約: 当院のウェブサイトから24時間いつでも予約が可能です。

より安心な未来のために

健康はあなたの最も大切な財産です。淋菌予防ワクチンとDoxy PEPを活用して、安心して毎日を過ごしましょう。皆様のご健康を心からお祈りしております。


ご予約はこちらから!

淋菌・梅毒・クラミジア予防のためのご予約は、こちらのリンクからどうぞ:

オンライン予約ページへ

 

参考文献
https://www.aidsmap.com/news/feb-2023/vaccine-halves-gonorrhoea-rate-french-study
https://www.aidsmap.com/news/nov-2023/uk-vaccine-body-recommends-meningitis-b-vaccine-gonorrhoea-prevention
https://academic.oup.com/cid/article/69/7/1101/5247042?login=false
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8922007/

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