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禁煙外来のご案内

禁煙外来のご案内

禁煙は今からでも遅くありません!

「長年タバコを吸っているから、今さら禁煙しても変わらない」と思っていませんか?そんなことはありません。

禁煙を始めることで、健康への効果を実感できる可能性があります。気になる症状や禁煙に関する不安・疑問をまずは医師に相談してみましょう。

タバコがやめられない理由

喫煙を続けてしまう理由の一つに「ニコチン依存症」があります。ニコチンは脳内のニコチン受容体に結合し、ドーパミンの大量放出を引き起こします。

この快感を得るために喫煙を続けてしまい、ニコチンが切れるとイライラや落ち着かないなどの離脱症状が現れます。これがタバコをやめられない大きな原因です。

禁煙のメリット

禁煙を始めたその日から実感できる変化

禁煙を始めると、すぐにいくつかのポジティブな変化を感じられます。タバコをやめた直後から、家族や周囲の人が受動喫煙のリスクが大幅に低下します。さらに、衣服や部屋、車にタバコのにおいがつかなくなり、周囲に不快な思いをさせることもなくなります。数日後には、味覚や嗅覚が鋭敏になり、食べ物の味をより楽しめるようになるでしょう。

禁煙後の時間経過による変化

数時間~数日後の変化
  • 数時間後:一酸化炭素レベルが非喫煙者と同じになる
  • 数日後:味覚や嗅覚が敏感になる
日常生活で感じる効果
  • 爽やかな目覚め
  • 肌の調子が良くなる
  • 衣服や部屋がタバコ臭くない

長期的な健康改善

禁煙を続けることで、長期的な健康改善が期待できます。1ヶ月経つと、咳や痰、喘鳴などの呼吸器症状が改善されると言われています。さらに、呼吸器の機能は禁煙の継続とともに向上し、1年後にはCOPD患者さんの肺機能にも改善が見られることがあります。

数年後の変化

  • 2~4年後
    :狭心症や心筋梗塞などの心臓病のリスクが大幅に低下
  • 10年後
    :がんのリスクが低下。10~15年で咽頭がんのリスクが60%低下
  • 20年後
    :口腔がんのリスクが非喫煙者と同レベルに
禁煙の生活が長くなるほど、タバコを吸わない人と同じ健康状態に近づきます。禁煙を始めるのに遅いということはありません。

禁煙治療のメリット

1. 命に関わる疾患のリスクを低減

喫煙は、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞、肺がんなど、多くの命に関わる疾患の原因となります。禁煙することでこれらのリスクを低減できます。

2. 経済的メリット

1日1箱のタバコを吸う方は、年間で約20万円を節約できます。禁煙治療に投資することで、5年間で約100万円を節約することができます。

3. 高い禁煙成功率

禁煙補助薬を利用することで、最大で80%以上の方が禁煙に成功しています。

禁煙方法の選択

禁煙の方法はさまざまです。自己のライフスタイルに合った方法を見つけて、ぜひ今日から禁煙を始めてみましょう。

当院ではオンライン診療での禁煙治療も提供しています。

禁煙への第一歩

禁煙を始めるのに遅すぎるということはありません。喫煙生活を見直し、健康な未来に向けて一歩踏み出しましょう。当院の禁煙外来にぜひご相談ください。

 

禁煙外来でかかる費用

禁煙外来の治療は、12週間で計5回のプログラムが一般的です。5回の診察にかかる費用は、保険適用(3割負担)で約13,000~20,000円が目安です。

喫煙習慣はニコチン依存症という「病気」として扱われ、一定の条件を満たせば保険が適用されます。保険適用外の場合でも、全額自己負担で治療を受けることが可能で、その場合の費用は約43,000円~が目安です。

なお、保険適用となる場合、1日1箱のタバコを吸う費用よりも1日の治療代の方が安く済むと言われています。

保険適用の条件

以下の条件に全て当てはまる方は、禁煙治療を保険適用で受けられます。

1.ただちに禁煙しようと考えている

2.全10問の質問で構成されたテストを受け、ニコチン依存症と診断される

3.1日の平均喫煙本数×喫煙継続年数=200以上である(35歳未満の場合は条件を満たさなくてもよい)

4.禁煙治療を受けることに文書で同意している

5.過去1年以内に健康保険で禁煙治療を受けていない

禁煙外来の内容

標準的な禁煙治療プログラム

禁煙外来では、12週間で計5回の治療を行います(対面またはオンライン診療が可能)。治療内容には、喫煙状況の把握、問題点の把握、喫煙状況の検査、禁煙治療薬の処方などが含まれます。

治療スケジュール

治療スケジュールは以下の通りです。計5回の受診のうち、3回目までは2週間ごと、その後は4週間ごとに受診します。

  1. 初診
  2. 2週間後【2回目】
  3. 4週間後【3回目】
  4. 8週間後【4回目】
  5. 12週間後【5回目】

治療前や治療効果を測る検査

禁煙外来では、治療方針を検討したり、治療中の効果を確認するために「呼気一酸化炭素濃度測定」という検査を行います。これは息を吹き込むだけで一酸化炭素濃度を測定する簡単な検査で、痛みを伴わず数分で終了します。

治療薬

ニコチンパッチ

ニコチンパッチは体に貼ることで皮膚からニコチンを吸収し、離脱症状を緩和する製品です。市販のニコチンパッチもありますが、医療用のものに比べて用量が少ないため、喫煙本数が多い方には効果が不十分な場合があります。

使用方法

医療用ニコチンパッチは1日1回、お腹や背中などに24時間貼ります。標準的な治療期間は8週間で、最初の4週間は大きいサイズ、その後の2週間は中くらいのサイズ、最後の2週間は小さいサイズに切り替えます。

副作用

ニコチンパッチの主な副作用はかゆみや赤みなどの皮膚症状です。毎日貼る場所を変えることで、副作用を軽減できます。

当院で禁煙治療をご希望の方へ

現在、製造元の出荷停止により飲み薬(チャンピックス錠)の処方を停止しております。当院では、ニコチンパッチ(ニコチネルTTS)を使用した禁煙治療を提供しています。禁煙を始めるには最適な時期は今です。

ぜひ当院の禁煙外来にご相談ください。

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