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変形性膝関節症の原因とは? 症状別の特徴や治療法・予防策も解説!おすすめクリニックもチェック

[2023.12.06]

 

「膝の痛みが取れない」
「変形性膝関節症に強いクリニックが知りたい」

膝の痛みや違和感があるときは、変形性膝関節症の可能性があります。

ただ、変形性膝関節症はどのクリニックで診てもらえば良いか分からない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、変形性膝関節症の原因や治療法などをおすすめクリニック含めご紹介します。

 

変形性膝関節症ってどんな病気?

変形性膝関節症とは、膝関節のクッションとして機能している軟骨組織が少しずつすり減り、膝の痛みとして生じる疾患です。

症状が進行すると膝が曲げ伸ばししにくくなり、痛みも強くなっていくため、生活に支障をきたすようになります。

末期にまで進行すると痛みで歩行自体が難しくなったり、O脚やX脚に変形してしまいます。

変形性膝関節症の原因を把握し、予防する方法を見ていきましょう。

 

 

【老化だけではない?】
変形性膝関節症の原因・なりやすい人の特徴

変形性膝関節症は、関節内の炎症や軟骨がすり減ることによって引き起こる疾患です。

主な原因としては加齢による軟骨のすり減り、膝周りの筋力低下、女性ホルモンの影響が挙げられますが、

ほかにも「家族が変形性ひざ関節症の人」、「膝に負担のかかるスポーツ歴のある人」、「肥満体型の人」などがなりやすいと言われています。

それぞれの原因・なりやすい人の特徴を詳しく見ていきましょう。

  • 老化の影響
  • 膝への荷重が大きくなる肥満の方
  • 膝周りの筋力の低下
  • 女性(女性ホルモンや筋肉量が影響する)
  • 膝に負担の大きいスポーツ歴がある人
  • 遺伝子によって

①老化の影響

関節軟骨は、骨と骨の摩擦を和らげるクッションのような役割を持つのが特徴です。

この関節軟骨が年齢を重ねることで膝に繰り返し負荷がかかり、軟骨や骨へのダメージにつながります。

この結果関節軟骨が弾力性を失ったり、使い過ぎて徐々にすり減ったりすることで関節の変形につながってしまいます。

進行すると軟骨自体が消失してしまうこともあります。

②膝への荷重が大きくなる肥満の方

特に急激な体重増加は、膝への負荷が大きくなるため注意が必要です。

膝にかかる負担は、歩く時には体重の約3倍・階段昇降時には約7倍にもなるといわれています。

そのため体重が増えれば増えるほど歩行や上り下りの際に膝にかかるダメージも大きくなり、

体重以上の負担が膝にかかることで変形性膝関節症に繋がってしまいます。

③膝周りの筋力の低下

膝関節には、膝を伸展させる筋肉(大腿四頭筋)と屈曲させる筋肉(ハムストリングス)があります。

筋肉によって膝にかかる体重や負荷を吸収していますが、ここの筋力が衰えてしまうと軟骨や骨へのダメージにつながってしまいます。

また、変形性膝関節症が進行し痛みが出現するようになると、膝を伸ばすことが難しくなり、徐々に伸ばす際に使う筋力も低下していきます。

これにより膝が曲がってしまい、歩行に悪影響が出るといった弊害もあります。

④女性(女性ホルモンや筋肉量が影響する)

変形性膝関節症は圧倒的に女性に多い疾患で、その要因のひとつは女性ホルモンにあると考えられています。

男性ホルモンの一種であるテストステロンは筋肉の形成に関わるホルモンですが、女性はこのテストステロンの血中濃度が少ないです。

そのため、女性は男性に比べて筋肉が少ない傾向にあり、膝周辺の筋力も女性の方が男性に比べ少なくなってしまいます。

このことから、女性は膝にかかる体重や負荷を筋力で吸収しづらいため軟骨や骨へのダメージを受けやすく、

女性の方が変形性膝関節症を引き起こしやすいと考えられます。

男女比は1:4で女性に多くみられ、高齢者になるほど罹患率は高くなります。

引用元:公益財団法人 日本整形外科学会

⑤膝に負担の大きいスポーツ歴がある人

日頃から膝関節に負担のかかる生活やスポーツをしている場合も、変形性膝関節症になりやすくなります。

しゃがむ姿勢の多かったり、重い荷物を運ぶ、長時間立ちっぱなしで仕事を行う仕事をされていると、その分膝への負担が大きいといえます。

また、サッカーやテニスなど急に走り出したり立ち止まったりする動作の多いスポーツも膝への負担が大きく、

骨折、靱帯や半月板損傷などの外傷、化膿性関節炎などの感染の後遺症として発症する可能性もあるため注意が必要です。

⑥遺伝子によって

変形性膝関節症になりやすい原因のひとつに遺伝もあることがわかっています。

遺伝によって膝軟骨がすり減りやすい人がいるため、家族に変形性膝関節症の人がいる場合はあらかじめ気を付けておいた方が良いでしょう。

日常の体重管理や膝への負担がかかる動きをしていないか意識することをおすすめします。

変形性膝関節症の
初期症状〜末期症状の特徴を解説!

変形性膝関節症は進行に合わせて症状が異なります。

末期になると骨そのものにダメージが加わり、膝の変形につながることも。

初期~末期の症状を把握しておくことで、今痛みがある方は自分がどの時期なのか確認してくださいね。

  1. 初期症状
  2. 中期症状:膝の動作中に持続する痛みや腫れ
  3. 末期症状:痛みで移動が困難・日常生活にも支障

①初期症状

変形性膝関節症の初期症状を見ていきましょう。

初期の段階では、なんとなく膝が動かしづらいという違和感、膝のこわばり、膝に重しがつけられているような感覚といった、

痛みよりも「ちょっと膝が変」という感覚から始まることが多いです。

膝が痛くて階段の上り下りがつらい

初期症状の一つが階段の登り降り時の違和感です。

階段の上り下りの動きは歩くよりも膝に負担がかかり、体重の約4~7倍の負荷がかかると言われています。

そのため変形性膝関節症を自覚する症状の一つとして、

歩くことは問題がなくても階段を上り下りする際に膝が痛むことが目安になることもあります。

しゃがんだり正座が難しくなってくる

変形性膝関節症を発症すると、しゃがむ正座を組むといった動作が難しくなってきます。

しゃがむ姿勢や正座は、膝を最大まで曲げる動作です。

当然膝に負担がかかるため、こうした動作をすると痛みが出てくるのです。

しゃがむ、正座をする、など膝を深く曲げたときに違和感が出てくると要注意です。

立ち上がろうとした際に膝がこわばる

起床時や椅子から立ち上がる際に、膝がこわばるといった膝の動かしにくさや違和感・不快感・痛みが現れ始めます。

布団から出るとき、この違和感や痛みによってすぐに起き上がることができず、

ゆっくり姿勢を整えないと布団から出られないケースもあります。

症状進むと慢性的な痛みにつながってしまいます。

②中期症状

変形性膝関節症の中期症状になると、しばらくすると治まった痛みや膝の違和感が消えにくくなります。

初期の段階では正座や深くしゃがみこむ姿勢、

階段の上り下りなどの際には膝への違和感として表れていましたが、中期では膝の痛みに変わり動作が困難になります。

膝の変形が目立つようになるほか、関節がすり減って摩擦が大きくなるため、歩くときしむような音がします。

膝の腫れや熱感

変形性膝関節症の中期段階では、「膝が腫れる」「膝に水が溜まる」という症状が現れます。

変形性膝関節症は膝関節に炎症を引き起こし、この炎症に対する反応として関節液が通常よりも多く分泌されることがあります。

これが”膝に水が溜まる”(水腫)状態をもたらし、膝関節が腫れているように見えます。

ほかにも水腫が生じることで「膝が重い」「重だるい」と感じたり、「腫れている部分が熱い」と感じることもあります。

膝を曲げきる・伸ばしきることが困難

変形性膝関節症は膝関節を変形させ、膝の曲げ伸ばしが難しくなっていきます。

痛みから動かすことを避けたりすることで、膝周辺を動かす際に使用する筋肉や関連組織が衰え、固まってしまいます。

膝の変形から曲げたり伸ばしたりが困難になり、正座ができなくなったり、膝をまっすぐ伸ばそうとしても伸ばしきれないといった症状につながります。

歩くときしむような音がする

変形性膝関節症は軟骨のすり減りから始まる疾患です。

軟骨の水分が減ることで、膝軟骨が摩耗し大腿骨と脛骨が直接ぶつかり合うようになると、歩行時にミシミシ、ギシギシと音を立てることがあります。

このような症状を放置しておくと、さらに膝関節の変形が進んでしまいます。

「ゴリゴリ」「ガリガリ」という音が鳴る場合は、軟骨がすでに消失している可能性があります。

膝の変形が目立つようになる

脚の変形は中期から末期に掛けて顕著になっていきます。

まず軟骨の表面がダメージを受け摩耗し、膝関節内の隙間が狭くなっていきます。

最終的には軟骨が消失することで軟骨の下にある骨が露出し、骨の変形につながってしまいます。

日本人はもともと0脚型の脚が多く、膝の内側に荷重が偏る傾向があるため、内側の膝関節内部の隙間が狭くなり、どんどんO脚になります。

③末期症状

末期症状になると関節軟骨がほとんどなくなり、骨同士が直接ぶつかるようになります。

初期、中期段階でみられた症状がすべて悪化し、普通に歩いたり、座ったり、しゃがんだりするのも困難になります。

日常生活にも支障が出てくるようになってしまいます。

痛みで座る・しゃがむなど日常的な動作が困難

末期まで症状が進行してしまうと、歩くこともままならない状態に陥っている可能性があります。

人によっては、あまりの膝の痛みで膝が満足に曲げたり伸ばしたりできないため、杖や車いすを使用して生活することになります。

また、運動できない・外出できないことによって脳の認知機能の低下につながり、認知症を誘因することにもつながりかねません。

脚の変形が大きく現れる(O脚やX脚)

変形性膝関節症の症状が末期まで進行すると、脚が変形しO脚やX脚になることがあります。

変形性膝関節症は膝の軟骨を摩耗させますが、この摩耗が積み重なると軟骨が消失し、膝関節内の隙間がなくなってしまいます。

その結果膝関節の変形だけでなく、スネの骨、太ももの骨、足・足関節なども合わせて変形してしまい、脚全体が変形しO脚やX脚になってしまいます。

安静にしても痛み精神的な負担がある

変形性膝関節症が末期まで進行すると、安静にしていても膝が痛むという状態に。

立っているだけ、横になって安静にしているだけでも膝が痛むことがあり、あまりにひどい場合には痛みで夜中に目が覚めてしまうこともあります。

日常生活にも支障をきたし行動範囲が狭まるため、精神的な負担も大きくなりがちです。

変形性膝関節症の診断方法は?

変形性膝関節症は、問診や主に触診で膝の痛みや腫れ、関節の状態などを調べ、

レントゲン検査などの精密検査を行って診断されます。

診察の際具体的に何をするのか見ていきましょう。

①問診

問診では、主に膝の痛みや腫れなどを確認します。

いつ痛みを感じるのか、家族に同様の症状が出た人がいればここで伝えておきましょう。

②触診

診察では医師が実際に関節を触る触診がメインになります。

膝関節内側の痛み、関節の曲げ伸ばしなど動きの状態、腫れ、変形などを調べます。

③検査

主に下記の検査方法によって膝関節の状態を観察します。

  • レントゲン検査
  • MRI検査
  • 検体検査

変形性膝関節症の場合、レントゲン検査では、X線写真で軟骨の下にある骨が硬くなる「軟骨下骨硬化」や、

関節のすきまが狭くなる「関節裂隙の狭小化」、とげ状の骨である「骨棘」などが見つかります。

レントゲン検査(X線撮影)以外に、必要に応じて関節軟骨や半月板などの状態を調べるMRI検査、

関節液や血液の程度を診る検体検査を行う場合があります。

変形性膝関節症の治療法!

変形性膝関節症の主な治療法についてご紹介します。

症状に程度に合わせていくつか治療法がありますが、

軽度の場合は運動・保存療法や薬物療法、寒冷/温熱療法などを行います。

それでも改善しない場合は手術療法になりますが、手術に抵抗がある方には再生医療による治療も提案されるようになってきました。

  1. 運動・保存療法
  2. 薬物療法
  3. 寒冷/温熱療法
  4. 再生医療
  5. 手術療法

①運動・保存療法

変形性膝関節症では原則的に手術以外の治療法である「運動・保存療法」から始めることが多いです。

膝まわりの筋肉を鍛える運動や肥満解消治療、リハビリなど一人ひとりの状態に合わせていくつか治療方法を組み合わせて行います。

肥満の解消

肥満の方であれば減量して肥満を解消することも、変形性膝関節症の改善に重要な治療法です。

運動療法も減量に役立ちますが、変形性膝関節症を発症していると膝が痛んで満足に動けないという方もいらっしゃいます。

その場合は食生活の見直しを中心に肥満の解消を行います。

リハビリテーション

ストレッチやリハビリテーションによって主に膝周辺の筋肉を鍛えます。

これにより筋力がつき、膝にかかる体重負担を筋肉が受け止められるようになります。

理学療法士から動作指導を受けたり、ストレッチングサポートを受けることでリハビリテーション効果を高めることができます。

物理療法

物理療法とは、物理的手段を用いて痛みを和らげる、むくみを軽減させる、体を動かしやすくすることを目的とした治療法です。

具体的には温熱、光線(レーザーなど)、電気(低周波、干渉波など)、マッサージ(ウォーターベッド、メドマー)などを使用して治療を行います。

血流を改善することによって循環が良くなり、痛みの緩和を期待できます。

装具療法

装具療法とは、膝や足底に装具をつけ、痛みの緩和や運動機能の補助を目的とする治療法です。

膝へのサポーターを装着することで、不安定になった関節を安定させます。

ほかにも、外側(小指側)が高くなった中敷き(インソール)を靴に挿入してO脚の矯正を行う場合もあります。

②薬物療法

膝が腫れているときや変形の少ない初期の段階では、薬物を用いて炎症と痛みを抑える薬物療法も行われます。

変形性膝関節症の薬には、外用薬、内服薬、座薬、注射薬などがあります。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸ナトリウムを関節の中に直接注射する治療法です。

変形性膝関節症を発症すると関節内の潤滑油である「滑液」が減ってしまうため、

滑液の主成分であるヒアルロン酸を注入します。

ヒアルロン酸は水分を取り込む能力が高く、関節内の滑りを良くしてくれるといった効果があります。

消炎鎮痛剤

消炎鎮痛剤とは、炎症が起こっている部位に作用して症状を改善し、同時に鎮痛作用も有する医薬品の総称です。

変形性膝関節症の炎症や痛みに対して、まず初めに使われるのが、抗炎症作用がある薬の使用です。

基本的には、抗炎症用のある外用薬・内服薬・座薬で炎症を抑え、炎症が落ち着いたらヒアルロン酸注射で膝の動きを改善します。

ステロイド注射

あまりにも痛みがひどい場合、強力な鎮痛作用のあるステロイドを注射することがあります。

ステロイドは強力な鎮痛作用があるぶん副作用も強く、頻回に使用すれば骨がもろくなるといったリスクを高めるとされています。

こうしたリスクもあるため、ステロイドを使用する場合は3ヶ月程度の間隔をあけることが一般的です。

③寒冷・温熱療法

光や熱、電気的な刺激を利用してひざの痛みや炎症を抑える治療法で、「温熱療法」と「寒冷療法」があります。

「温熱療法」はひざを温め、ひざの血行をよくし痛みを和らげる治療法、

「寒冷療法」は冷湿布や冷やしたタオルなどでひざを冷やし、痛みを和らげる治療法です。

温湿布・ホットパック・入浴

変形性膝関節症のような慢性的な関節炎の場合は、患部を温める温熱療法が行われます。

具体的にはお風呂に入る、温湿布やホットパックを使って患部を温めるといった方法があります。

血流を良くすることで痛みを緩和につながるため、日頃から患部が冷えないように意識することも大切です。

電気・超音波・レーザー療法

電気を通す電気刺激療法、レーザー療法、超音波治療なども変形性膝関節症の治療に効果的です。

膝に痛みがあると、その周りの血管が収縮して、筋肉が緊張します。

膝の周りに低周波電流を流すことで、筋肉が弛緩・収縮し、筋肉のポンプ作用が働きます。

このポンプ作用で血流が良くなり、痛みの緩和につながります。

④再生医療

膝の痛みを改善したいが手術はできれば避けたい、という方におすすめなのが再生医療です。

一般的な保存療法は、膝の痛みを一時的に緩和することはできますが、症状の進行は止めることができません。

一方、再生医療は膝の痛みを緩和するだけでなく、変形性膝関節症の症状の進行を遅らせる効果が期待されています。

PRP-FD注射

PRP-FD注射は、自らの成長因子の働きによって自己治癒力を高める治療です。

PRPとは、血小板を多く含んだ血液成分(多血小板血漿)を指し、自然治癒の作用を持つ成長因子を多く含んでいます。

膝の関節内や靭帯などに注射で投与することで自己修復能力を一時的に高め、痛みや機能の改善を図ることができます。

自分の血液成分なので、拒絶反応やアレルギー反応などのリスクが少ないことも特長です。

⑤手術療法

症状の進行度によっては、保存療法では改善されない場合もあります。

症状により日常生活に著しい支障をきたしているような場合には、手術を行うことがあります。

変形性膝関節症に対して行われる手術として、関節鏡視下手術・脛骨骨切り術・人工関節置換術などが挙げられます。

関節鏡視下手術

関節鏡視下手術は、「関節鏡」と呼ばれる、関節用の内視鏡を膝に入れて内部をクリーニングする手術です。

変形性膝関節症によって軟骨や骨がぶつかり合うと、軟骨や骨、半月板のささくれや破片が関節内に散らばってしまいます。

これが膝の引っかかり感などにつながり、痛みを引き起こすことがあります。

関節鏡視下手術は、こういった破片を取り除くことで症状の緩和を目指す治療です。

脛骨骨切り術

脛骨骨切り術とは、膝関節の骨の一部を切って、脛骨(すねの骨)や大腿骨(太ももの骨)の角度を矯正する手術です。

施術方法には「オープンウェッジ法」「クローズドウェッジ法」の2種類があります。

オープンウェッジ法

オープンウェッジ法は、脛骨の内側から外に向かって骨を切り、そこを開いて金属の板(プレート)で固定する手術方法です。

オープンウェッジ法は自分の関節を温存するため、

順調に回復すれば、普通に日常生活が送れだけでなく、スポーツや運動も再開できるといったメリットがあります。

クローズドウェッジ法

クローズドウエッジ法は、脛骨の外側から骨をくさび状に切り、骨を短くして脚の角度を矯正する方法です。

オープンウェッジ法よりも切開部分が多くなりますが、変形が強く矯正の角度が大きい方でも対応できるといったメリットがあります。

人工関節置換術

人工関節置換術とは、損傷した骨と軟骨を人工の関節に置き換える手術のことです。

変形性膝関節症が進行した方が対象で、

膝が大きく変形し、軟骨もほとんど失われた状態に選ばれることが多い手術です。

人工膝関節単顆置換術(UKA)

単顆型人工関節置換術(UKA)は、変形した膝関節の表面を取り除き、人工関節に置き換える手術方法です。

全置換術(TKA)と比べて手術の傷跡や出血も小さく、術後の腫れも軽くなります。

また、膝関節内の靭帯を温存できるなど身体への負担も軽くなり、術後の早期回復などを期待できます。

人工膝関節全置換術(TKA)

人工膝関節全置換術(TKA)は、傷んだ膝関節全体の骨や軟骨を切除して、人工関節を被せる手術方法です。

関節内の広い範囲にわたって軟骨が傷んでいる状態など、膝の状態が非常に悪い方までほぼ全ての病状に対して対応できます。

O脚やX脚のひどい方もまっすぐに矯正することができます。

 

変形性膝関節症の治療に
おすすめのクリニック5選!

変形性膝関節症は放っておくとどんどん症状が進行してしまいます。

少しでも違和感があればクリニックに行くことを強くおすすめしますが、

どこが良いのか分からない方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、変形性膝関節症治療がおすすめの5クリニックを紹介していきます。

ひざ関節症クリニック

出典:ひざ関節症クリニック

ひざ関節症クリニックの施術と料金

メニュー 税込み
PRP-FD 297,000円
※シングル(2V)
培養幹細胞治療 1,287,000円
※1回(2V)

クリニックの人気ポイント

変形性ひざ関節症の治療に特化したクリニック

ひざ関節症クリニックは全国14の拠点に展開する、変形性ひざ関節症の治療に特化した整形外科です。

入院せず日帰りで完了する治療法を採用しているため、90歳を超える患者さんもいるそう。

変形性膝関節症に特化しているため、進行の状態によって異なる膝の状態を細かく分析し、最適な治療法を提案してもらえます。

再生医療中心の治療を提供

ひざ関節症クリニックでは再生医療を中心に治療を行っており、全て関節内への注射で完結します。

ダウンタイムなく翌日から行動できるため、お仕事で忙しい方や次の日から活動したい人に嬉しいですね。

自分自身の血液や皮下脂肪から抽出した有効成分を使用し注入するため、治療後に拒絶反応が起こるリスクが極めて低いです。

アフターケアも充実

再生医療は、効果の出方が人によって大きく異なります。

そのためひざ関節症クリニックでは、再生医療の効果を最大限に引き出すためにアフターケアも充実しています。

再生医療に特化したクリニックならではの知見で、術後の状態に合わせてしっかりサポートしてくれますよ。

ひざ関節症クリニックの情報

診療時間 9:00〜18:00
院数 14院
保証
初回カウンセリング 3,300円

 

ガーデンクリニック

出典:ガーデンクリニック

ガーデンクリニックの施術と料金

メニュー 税込み
PRP療法 319,000円
脂肪幹細胞療法 1,408,000円

クリニックの人気ポイント

日帰りで完結する治療を提供

ガーデンクリニックの膝関節治療では切開することなく、日帰りで治療することができます。

そのため体力や痛みに不安のある方でも少ない負担で治療を受けられるんです。

また、すぐに仕事に復帰したいなどの要望をふまえ、最適な治療法を提案してもらえますよ。

再生医療中心に治療を行っている

ガーデンクリニックの膝関節治療では、再生医療を中心にPRP療法や脂肪幹細胞療法、ヒアルロン酸注射などが用意されています。

特にPRP療法や脂肪幹細胞療法では自分自身の細胞組織を使って治療するため、拒絶反応が少なく身体への負担も軽減できますよ。

丁寧なアフターケア

ガーデンクリニックでは、術後のアフターケアでも丁寧に対応。

不安や疑問があるときに年中無休でスタッフにメールや電話ができる制度があります。

知識を持ったスタッフが回答してくれるので、ささいなことでも相談しやすいと評判です。

ガーデンクリニックの情報

診療時間 10:00〜19:00
院数 8院
保証 あり
初回カウンセリング 無料

Dr.KAKUKOスポーツクリニック

出典:Dr.KAKUKOスポーツクリニック

Dr.KAKUKOスポーツクリニックの施術と料金

メニュー 税込み
PRP療法 58,300円(初回価格)
※2回目以降:46,640円
※シングル(1ml相当)
PFC-FD療法 58,300円(初回価格)
※2回目以降:46,640円
※シングル(1ml相当)

クリニックの人気ポイント

リハビリにも注力

Dr.KAKUKOスポーツクリニックは、整形外科治療やリハビリテーションを行うクリニックで、整形外科治療と同時にリハビリを受けることができます。

変形性膝関節症は治療後のリハビリも症状改善に重要な役割を果たすので、しっかりと治したい方におすすめですよ。

閑静な街並みが特徴の代官山に位置し、落ち着いた雰囲気でリラックスしながら来院することができます。

全予約制で待ち時間が少ない

Dr.KAKUKOスポーツクリニックでは、長時間待たされるというストレスをなくために「全予約制」を採用しています。

できる限り待ち時間を短く、かつ診療はしっかり時間をかけることにこだわっているため、1日の予定が立てやすく忙しい方でも通いやすいですよ。

理学療法士がしっかり身体の使い方を見てくれる

Dr.KAKUKOスポーツクリニックには理学療法士が常駐しており、身体の特徴や使い方の癖など、しっかりと確認して痛みの原因へアプローチします。

患者さんの希望を聞きながら目標を設定し、毎回40分程度のリハビリテーションとホームエクササイズの方法をレクチャーしてくれるので、

日頃の身体の使い方をしっかり改善できますよ。

Dr.KAKUKOスポーツクリニックの情報

診療時間 10:00~19:00
院数 1院
保証 ※クリニックにお問い合わせください
初回カウンセリング 27,500円

表参道ヘレネクリニック

出典:表参道ヘレネクリニック

表参道ヘレネクリニックの施術と料金

メニュー 税込み
培養幹細胞治療(1億セル・両膝) 756,800円
培養幹細胞治療(1億セル・片膝) 547,800円

クリニックの人気ポイント

培養幹細胞治療中心の再生医療クリニック

表参道ヘレネクリニックは、培養幹細胞治療を中心に再生医療による膝関節症治療を行うクリニックです。

厚生労働省の再生医療法の規定を順守し、ISO9001品質マネジメントシステム認定証や特定細胞加工物製造許可も受けるなど、安全性の高い治療を提供しています。

最短2回の通院で治療完了

表参道ヘレネクリニックの培養幹細胞治療では、院内の院内幹細胞培養室で幹細胞・幹細胞抽出成分を徹底的に管理しながら、厳しい衛生面チェックの下で培養を行っています。

また、定期的な通院をせず、最短2回の通院で治療完了するスピーディーさを実現。

忙しくて定期的な通院が難しい方などでも受けやすい治療法です。

治療後も何かあればすぐに対応してくれる

表参道ヘレネクリニックでは、アフターフォローにも注力しており、治療前と治療後のデータを保管しアフターケアに活用しています。

また、基本的に幹細胞治療は異常が起きにくい治療ですが、万が一何かトラブルが起きた際に専門医療チームが迅速に対応する制度を整えています。

表参道ヘレネクリニックの情報

診療時間 10:00 〜 19:00
院数 1院
保証 あり
初回カウンセリング 無料

リペアセルクリニック

出典:リペアセルクリニック

リペアセルクリニックの施術と料金

メニュー 税込み
幹細胞治療 1,320,000円
※幹細胞数:2,500万個
PRP 165,000円
※局所・関節内注射(1回)

クリニックの人気ポイント

再生医療専門のクリニック

リペアセルクリニックは東京と大阪に展開している再生医療専門クリニックで、専門と謳っている通り再生医療にこだわりを持っています。

手術をせずに高い改善効果を見込めるため、入院やダウンタイムなどの時間がない、切開せずに変形性膝関節症を治したいという方におすすめです。

厚生労働者から認可を受けた治療を採用

リペアセルクリニックでは、幹細胞治療やPRP療法という再生医療を中心に治療を行っています。

第2種・第3種再生医療等提供計画を提出し、厚生労働省から認可を受けているなど、信用も保証されていますよ。

独自の細胞培養技術を採用

リペアセルクリニックの幹細胞治療では、幹細胞を冷凍保存せず、毎回手間をかけて培養する独自の細胞培養技術を採用。

採取する脂肪は米粒2~3粒程度なので身体への負担が少なく、

使用する薬品には添加物、不純物などが入っていないので安全性も高いのが特徴です。

リペアセルクリニックの情報

診療時間 10:00~19:00
院数 2院
保証 あり
初回カウンセリング 3,300円

膝への負担を減らす予防対策5選!

これまで症状の程度や治療法について解説しました。

変形性膝関節症の発症を未然に防いだり、進行を遅らせるためにも膝への負担をなるべく減らすことが重要です。

ここでは膝への負担を減らすために、日ごろからできる予防対策5選をご紹介します。

  1. 正座はできるだけ避ける
  2. 大腿四頭筋を鍛える
  3. 肥満の方は減量して体重を落とす
  4. 重い物を持つ作業や仕事は避ける
  5. 洋式トイレを使用する

①正座はできるだけ避ける

膝の負荷が高くなる正座はなるべく避けてください。

どうしても正座する際は、正座用椅子を使用する、痛い方の膝を立て膝にする、座る(立ち上がる)際はテーブルなどを使って腕の力を使う、

といった動作で膝の負担がなるべくかからないようにしましょう。

②大腿四頭筋を鍛える

「大腿四頭筋」は、太ももの前についているとても大きな筋肉で、膝を伸ばす動きに関わります。

大腿四頭筋が筋力低下を起こすとその衝撃を十分に吸収する事ができず膝への負担がより一層掛かってしまいます。

①片足を2秒間かけてまっすぐに伸ばし、10秒間キープする
②2秒間かけて足をおろす

①~②を10~15回繰り返す運動がおすすめです。

③肥満の方は減量して体重を落とす

肥満の方は膝への負担がよりかかやすいため、肥満を予防し、減量に努めましょう。

同時に筋力を保つトレーニングを行えば、進行を遅らしたりする効果が期待できます。

変形性膝関節症の場合、膝の痛みのためになかなか激しい運動はできないこともあります。

その際は食事をコントロールして肥満を抑える指導も行われます。

④重い物を持つ作業や仕事は避ける

膝に負担がかかる動作が頻繁に起こることで、変形性膝関節症につながる可能性があります。

また、立ったり座りの繰り返しが多い、急な方向転換やストップがある、

長時間立ったり長距離の歩行、重いモノの上げ下げを行うといった仕事は膝への負担が強くなってしまいます。

膝のためにも、普段から重い物を持つ作業は避けるようにしましょう。

⑤洋式トイレを使用する

和式の生活スタイルを取り入れている方は、ぜひ洋式の生活スタイルへ変えてみてください。

特に和式トイレは膝を深く曲げる動作が多く、膝への負担も大きくなります。

座るだけで済む洋式トイレの方が膝への負担は軽減されますので、

普段和式トイレを使用している方は洋式トイレへの移行をおすすめします。

変形性膝関節症に関するよくある質問

変形性膝関節症の原因や予防策などをご紹介しましたが、

読み進めるうちに色々な疑問が浮かんだ方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、変形性膝関節症についてよくある質問を5つピックアップしました。

変形性膝関節症は自力で治すことはできる?

膝の軟骨は一度損傷してしまうと、自然に治癒することはありません。

そのため、一度変形性膝関節症を発症してしまうと自力で治すことは難しいとされています。

変形性膝関節症を治すには、クリニックできちんとした治療を受けながら、

医師の指導のもとで膝を支える筋肉を鍛える運動や、膝の負担を減らす工夫、肥満の方はダイエットなどを行うことをおすすめします。

膝が痛い場合は温める・冷やすのどちらが良い?

変形性膝関節症のような慢性的な関節の痛みの場合は「温める」ことをおすすめします。

血流が悪くとなると痛みを強く感じることがあります。

そのため痛みを感じる箇所は冷やさないことが重要で、お風呂などもしっかり入り血流を良くしましょう。

膝だけに限らず、温めることで痛みが緩和することが多いです。

変形性膝関節症はどんな人に多い?

変形性ひざ関節症になりやすい人は、「家族が変形性ひざ関節症の人」、「高齢者」、「肥満体型の人」などが挙げられます。

そのほかにも「女性」は男性と比較して筋肉量が少なく変形性膝関節症になりやすいとされています。

上記以外にも変形性膝関節症を発症する人もいますので、日ごろから膝を酷使しないよう注意しましょう。

変形性膝関節症は放っておくとどうなる?

変形性膝関節症は、軟骨成分摩耗し擦り減っていき、最終的に骨の変形を引き起こしてしまう疾患です。

徐々に進行するため、最初は気にせず放ってしまう人もいらっしゃいますが、

その分症状が進行し、最終的には自力で歩けない・立ち上がれないという状態にまで至ってしまうことがあります。

なるべく早期に治療することで治癒までの期間が少なく済むほか、処置も軽く済む傾向があります。

痛みは身体からのサインですので、すこしでも違和感などを感じたらはやいうちに医師に診てもらうことをおすすめします。

変形性膝関節症でしてはいけない運動はありますか?

変形性膝関節症では膝への負担をかけないことが重要です。
 
そのため、急に動いたり止まったりすることが多いサッカーや野球、バスケットボールやテニスといった球技スポーツは、避けた方がいいでしょう。
 
また、日常生活でも急に膝を踏み込むような動作や、急に止まったり、急に切り返す、といった動作は避けるようにしましょう。

変形性膝関節症の原因まとめ

日頃の生活で膝を使うことは必要不可欠です。

膝が痛むことで徐々に日常生活が送れなくなる可能性があるため、違和感を感じたら早急にクリニックに行くことをおすすめします。

快適な毎日を過ごすためにも、早期発見が重要です。

変形性膝関節症の治療を行うクリニックでいくつかカウンセリングを受け、納得できるクリニックで治療を受けてくださいね。

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