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風しんの予防接種

ご来院の前に、必ずお電話で在庫の確認をお願い致します。

 

風疹(ふうしん)とは

風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症で、主な症状は、発熱、発疹、リンパ節腫脹です。

現在でもしばしば流行することがある感染症で、三日麻疹とも呼ばれています。

感染経路は、飛沫感染であり、強力な感染力によりヒトからヒトへ感染が伝播します。

日本では1990年台前半まで5年毎に大流行を繰り返しており、学校や企業、病院などでの集団感染が報告されています。近年は感染報告数は減少していましたが、2018年に入り再び増加しており、警戒が必要です。2018年12月12日時点の報告患者数は2,586人で、前年同期比で30倍にのぼっています。

特におとなが発症した場合、高熱や発疹が続くなど、こどもよりも重症化する場合があります。

脳炎などの合併症で、入院が必要になることもある疾患です。

 

妊娠されている方の感染について

妊娠20週頃までの妊婦が感染すると、眼や心臓、耳等に障害をもつ先天性風しん症候群の子どもが生まれてくる可能性が高くなるため、大きな問題となっています。

妊娠されている方は、風しんあるいは風しんの疑いのある患者との接触をできるだけ避けることが必要です。

 

風しんワクチンの予防接種の有効性について

予防には風しんワクチンが有効です。幼少期1回に加え、成人後1回のワクチン接種で10-20年の抗体持続効果が得られます。

妊娠する可能性のある女性だけではなく、流行を阻止するために免疫のない男性・女性の皆様が予防接種をうけることが非常に重要です。

風しんワクチンは、1回接種すると、95%以上の人がウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。

また、2回の接種を受けることで1回の接種では免疫が獲得できなかった方の多くで免疫を得ることができます。

接種後年数の経過と共に、免疫が低下してきた方には、追加のワクチン接種を受けることで免疫を増強させる効果があります。

 

特に注意すべき世代の方

1962年4月1日以前に生まれた女性と、1979年4月1日以前に生まれた男性には公費でワクチンを受ける機会は1回もありませんでした。

また、1962年4月2日から1990年4月1日までに生まれた女性及び1979年4月2日以降から1990年4月1日までに生まれた男性は、公費でワクチンを受けていても1回です。

これらの対象世代の方で、ウイルスに免疫をおもちでない方は、ぜひ接種を検討してください。

1990年4月2日以降に生まれた方は2回、公費でワクチンを受ける機会がありました。

 

当院の風しんワクチンについて

現在、風疹単体のワクチンは供給が不足し入荷困難となっており、麻しん(はしか)との混合ワクチン(MRワクチン)のみご案内が可能です。

MRワクチン(麻しんとの混合) 10,500円←ご提供可能です

風疹ワクチン(風しんのみ)           6,500円←現在入荷困難です

ずれも保険適用外で、診察代を含みます

 

留意事項

  • 医師の判断により抗体検査を要する場合もあります。
  • 当院では通常の診療は13歳以上の方を対象としております。13歳未満の方のインフルエンザワクチンの予防接種に関しては、お受けできない場合がありますので必ず事前にお問い合わせください
  • MRワクチンは生ワクチンですので、妊婦の方はご利用になれません。妊娠されていない女性もMRワクチン接種後、2ヶ月程度は避妊が必要です。
  • 妊産婦で接種をご希望の方は、予約時にその旨をスタッフまでお申し付けください。
  • 風しんワクチンとインフルエンザワクチン、あるいはMRワクチンとインフルエンザワクチンを同日に接種することは可能です。
  • 風疹の予防接種を受けた方は、接種から4週間後以降でないとインフルエンザワクチンの予防接種は出来ません。また、インフルエンザワクチンの予防接種を受けた方は、接種から1週間後以降でないと風疹の予防接種はできません。
  • ご不明の際は予約時にスタッフまでお問い合わせください
  • 風しんワクチンや混合ワクチンは在庫に限りがあります。予防接種を希望される方は必ず事前にお電話でお問い合わせください。ご予約にあわせて入荷手続きをいたします。
  • 当日のワクチン確保が難しい場合も、早ければ3−4営業日後には入荷し、ワクチン接種をうけることもできますので、まずはお問い合わせください。

 

参考リンク

厚生労働省「風しんについて」

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