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ピロリ菌検査・治療(除菌)

ピロリ菌の除菌を保険診療で受診される方は、必ず事前に胃内視鏡で「胃炎」か「胃潰瘍」または「十二指腸潰瘍」の確定診断を受けている必要があります(その他の方については下記2)に詳述します)

健康診断等で行われる血液検査の結果だけでは保険が適用されませんのでご留意ください

内視鏡検査は当院では機器がございませんので、専門設備のある医療機関で検査を受けてください。

当院受診時には、確定診断の結果報告書か診断書を紙でご持参ください。

 

ヘリコバクター・ピロリ、通称ピロリ菌は、日本人の3人に1人が感染すると言われています。

人間をふくむ動物の胃に生息する菌で、感染経路は解明されておりませんが、経口感染が原因ではないかと考えられています。

 

ピロリ菌は、胃がんや胃潰瘍、慢性胃炎の原因となります

ピロリ菌は見つかり次第、除菌することが推奨されています。
胃痛や胃酸の症状などが続く場合には、検査をおすすめします。特に50歳以上では保菌率が高くなるとされています。

 

1)ピロリ菌検査

当院では、抗体検査(血液検査)と尿素呼気試験の2種類の検査を実施しています。

①ヘリコバクターピロリ抗体検査(血液検査)

簡便で検査精度が高く、現時点でピロリ菌に感染しているかどうかを判定するために有効です。

②尿素呼気試験

ピロリ菌の治療後に、きちんと除菌が成功しているかどうかを正確に確認することができます。

空腹の状態でご来院下さい。

*ピロリ菌の検査を保険診療で行う場合には、1年以内の胃内視鏡(いわゆる胃カメラ)検査で胃炎の所見がある結果が必要です。検査未実施、所見なしの場合には自費診療となりますのでご注意ください。

 

2)ピロリ菌の治療(除菌)

除菌治療で、保険適用の対象となる患者様は以下の通りです。いずれかひとつに該当すれば保険適用となります。健康診断等で行われる血液検査の結果だけでは保険診療にはなりません

  1. 内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされた方
  2. 内視鏡検査または造影検査において、胃潰瘍または十二指腸潰瘍の確定診断がなされた方
  3. 胃MALTリンパ腫の方
  4. 特発性血小板減少性紫斑病の方
  5. 早期胃がんに対する内視鏡的治療後の方

菌の除菌には、抗生物質2種類と胃薬の組み合わせを1週間使用して治療します。

4週間後に除菌の判定を行い、まだ菌が残っていた場合には、別の抗生物質に変更してさらに1週間の追加治療を行います。
新しい薬が開発され、除菌成功率は95%以上となっています。

*胃がんの早期発見の観点からも、血液検査でピロリ菌の抗体陽性となった患者様には、胃の内視鏡検査を強くお勧めいたします。

 

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