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ノロウイルスに感染したら保育園はいつ行ける?登校再開の目安について

[2023.02.03]

突然ですが「ノロウイルス」というウイルスの集団感染などのニュースを見たことはあるでしょうか。実際に感染してしまった経験のある方も多いですよね。

 

感染してしまった場合、保育園や幼稚園、学校への登園・登校の再開のタイミングの判断基準はどのように判断すると良いか。

 

この記事では、まずノロウイルスとは何なのか、いつから登園・登校できるのか、その他治療法や予防法などを詳しく解説していきます。

 

この記事で分かること

 

  • ノロウイルス感染症の症状として、腹痛、吐き気、下痢、嘔吐、軽い発熱がある
  • ノロウイルス感染症に明確な出席停止期間は定められていない
  • 登園・登校を再開できる状態の目安は「下痢・嘔吐症状が軽快し、全身状態がよい者は登校可能」としている
  • ノロウイルス感染症から復帰する場合、園や学校側から、医師による「治癒証明書」や「登園届」の提出を求められることが多い

 

ノロウイルスとは

 

ノロウイルスは、ウイルス性の感染性胃腸炎の原因として知られる感染力の強いウイルスです。そのノロウイルスにより引き起こされる感染症が、ノロウイルス感染症です。

 

ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、特に冬の時期に流行する感染症ですが、基本一年を通して発生します。

 

ノロウイルスの特徴は、二次感染を起こしやすいことです。その要因としては、ウイルスが食品だけでなく、感染者の便や嘔吐物にも大量に含まれていることが挙げられます。

 

またわずかな数のノロウイルスが体内に侵入するだけで感染してしまうため、非常に感染力が強いことが分かるでしょう。

 

ノロウイルス感染症の症状

 

ノロウイルスに感染した場合、潜伏期間は1〜2日程度で、症状は比較的軽度のため、通常2〜3日で回復します。症状として胃の運動神経の低下・麻痺を伴うため、主に以下のような症状を引き起こします。

 

  • 腹痛
  • 吐き気
  • 下痢
  • 嘔吐

 

また、以下のような症状を引き起こすケースもあります。

 

  • 約37〜38℃の軽い発熱
  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 悪寒
  • 筋肉痛
  • 喉の痛み

 

しかし高齢者や幼児・病弱な方は、下痢・嘔吐による脱水や窒息、誤嚥性肺炎などで死に至るリスクもあるため、感染には注意が必要です。

 

ノロウイルスの感染経路

ノロウイルスの感染する経路として、以下が挙げられます。

 

  • 経口感染(糞口感染)
  • 空気・飛沫感染
  • 接触感染

 

ノロウイルスの感染原因は、基本的にウイルスに汚染された食品を摂取して口から感染する経口感染がほとんどの割合を占めており、以下のような食品が挙げられます。

 

  • 二枚貝(二枚貝)
  • 非加熱食品(サラダやサンドイッチなど)
  • 水・氷

 

しかし、食中毒を引き起こしても原因となる食品を特定できるケースは少ないと言えます。

 

その他、感染者の便や嘔吐物に接触した手指を介して、ノロウイルスが口から入ってしまう糞口感染や、感染者の便や嘔吐物を処理する際などに、空気中に飛び散ったノロウイルスを吸い込むことで感染する飛沫感染、空気感染が挙げられます。

 

また接触感染は、便や嘔吐物だけではなく、感染者が触れたものに触れることでも感染する可能性が考えられます。

 

さらにノロウイルスの症状が治まっても、その後1週間〜1ヵ月程度は、便の中にウイルスが検出されることが知られているため、二次感染を予防することが大切です。

 

ノロウイルスに感染したら

現在ノロウイルスに対して直接的な特効薬(抗ウイルス剤)はありません。飲料水などで水分を補給することで、下痢や嘔吐などによる脱水症状を予防することが大切です。

 

水分を摂取しても嘔吐してしまう場合は、早急に医療機関を受診することを推奨します。

 

感染者の便や嘔吐物には、ノロウイルスが大量に存在している可能性があるため、感染が広がるのを防ぐために、処理する際は以下のポイントを意識することが大切です。

 

  • 乾燥させないようにする
  • 素早く、適切に処理する
  • 入念に消毒する

ノロウイルスに感染した場合の注意点

ノロウイルスは、冬になると流行期を迎えます。長い時間ほぼ毎日集団で過ごす保育園や幼稚園、学校ではウイルスの感染のリスクが高く、集団感染なども少なくありません。

 

では実際に感染してしまった場合、保育園や幼稚園、学校への登園・登校はいつから大丈夫なのでしょうか。またインフルエンザやはしかのように、出席停止の扱いになるのか見ていきましょう。

 

保育園にはいつから行けるのか

ノロウイルスに感染した場合の登園できるかの判断基準ですが、「学校保健安全法」において明確な欠席期間は定められていません。

 

保育園では、厚生労働省から「保育所における感染症対策ガイドライン(以下「ガイドライン」という)」に基づいた対応が必要であるとされています。「ガイドライン」によると、園児がノロウイルスに感染した場合、出席可能かどうかの判断基準は「学校保健安全法」に準ずるとされています。

 

よって、ノロウイルス感染症への明確な規定がありません。

 

出席停止の扱い?

ノロウイルス感染症の出席停止期間は明確に定められていません。「学校保健安全法第19条」では、ウイルス性胃腸炎を「条件によっては出席停止の措置が必要と考えられる疾患」と定めています。

 

要するに必ず出席停止の扱いになるわけではなく、園長・校長などと医師が相談をし、感染拡大の可能性があると判断した場合のみ出席停止となります。

 

よって、ノロウイルスによる感染症だと診断された場合は、すぐに状況を保育園や幼稚園、学校に連絡を入れ、出席停止となるかどうかを確認しましょう。

 

出席停止期間は?

明確な期間は定められていないため、登園・登校を再開できる状態の目安は「下痢・嘔吐症状が軽快し、全身状態がよい者は登校可能」としています。

 

よって、感染した場合の登園・登校についての注意点は以下の通りです。

 

  • 症状が出ている場合は、その間の登園・登校は控える
  • 普段の食事が可能になるまでは、自宅で安静にする

 

ノロウイルスの症状は、3日~1週間程度で治まるとされています。乳幼児の場合は、突然の嘔吐から始まり、1〜2日は嘔吐や吐き気が続きます。その後下痢の症状が見られ、3日〜1週間程度で収まるとされています。

 

症状が治まり、普段の生活が送れるようになってから登園・登校しましょう。

 

登園許可は必要か

ノロウイルス感染症による出席停止扱いの場合、保育園や幼稚園、学校内での二次感染を予防するために、医師による「治癒証明書」や「登園届」の提出を求められることが多いです。

 

必要性や必要の場合の書式なども園や学校によって異なるため、登園・登校を再開するタイミングと併せて、医師と園・学校に確認することを推奨します。

 

ノロウイルス感染症の治療法

 

ノロウイルス感染症に対しての治療法として、症状に合わせて整腸剤や解熱剤、吐き気止めなどの薬を使用する対症療法による治療が主流です。対症療法を行なう理由として、ノロウイルスに対して有効な抗ウイルス剤やワクチンなどの特効薬がないという現状が挙げられます。

 

下痢止めについても、ウイルスを体内にとどめてしまい、症状の回復を遅延させてしまうことになるため、使用を控えることを推奨します。

 

特に注意しなければならないのが、免疫力の低い乳幼児や高齢者です。免疫力が低いと重症化しやすいため、症状が長引いたり、脱水症状を引き起こしたりする可能性があるため要注意です。

 

また下痢や嘔吐がひどい場合には点滴などを行い、水分不足による脱水症状を防ぐケースもあります。

 

水分とミネラルのバランスが大切

ノロウイルスによる下痢や嘔吐などの症状が続くと、体内の水分、ミネラル(電解質)が失われてしまい、不足してしまいます。

電解質の1つであるナトリウムは、体内の水分調節という役割を担っているなど、電解質は体の機能調節という重要な役割を担っています。

 

しかし、ナトリウムは体内で生成することは不可能なため、体外から食事などで摂取しなければなりません。

 

通常の飲料水ではなく、適度な塩分と糖分が含まれた「経口補水液」を摂取することで、水分とナトリウムの両方を効果的に補給することが可能です。

 

経口補水液摂取の必要量の目安として、以下の摂取量が推奨されます。

 

【嘔吐の症状が続く場合】

1回嘔吐する度に、嘔吐した量と同じ量の経口補水液

 

【下痢が続いている場合】

児童から大人の場合は、一日あたり500〜1000ml

 

【脱水症状が改善しない場合や、吐き気や嘔吐の症状がひどく、水分を経口摂取できないような場合】

 

点滴で補給します。点滴の必要性がある場合は、早急に医療機関を受診しましょう。

 

脱水症状のサインに注意

ノロウイルスに感染して、下痢や嘔吐などの症状が続く場合、注意するべきことは脱水症状です。特に乳幼児や高齢者の場合は、脱水症状に気付かず、自身ではそのような自覚がない可能性もあるため、感染者の周囲の方が、脱水症状のサインをいち早く察知して気付くことが大切です。

 

脱水症状のサインとして、以下のような症状が見られます。

 

【軽度】

  • ふらつき・めまい
  • 皮膚が乾燥する
  • 手足などの末端(指先)が冷える

 

【重度】

 

  • ひどい頭痛・吐き気
  • 尿の回数が減少する
  • 意識がもうろうとする
  • 体がけいれんする

 

消化の良い食べ物と控えたい食べ物

ノロウイルスの症状がある期間の推奨される食事内容は、以下の通りです。

 

【下痢の症状がひどい時期】

固形ではなく腸への負担が少ない

 

  • みそ汁の上澄み
  • 野菜スープ(具なし)
  • 重湯(おもゆ)   など

 

症状が少しずつ改善してきたら、

 

  • 米がゆ・パンがゆ
  • みそ汁
  • 煮込みうどん
  • 煮物(ダイコン、ニンジン、キャベツなど)
  • 白身魚
  • 鶏ひき肉

 

などを食べて経過を見ましょう。

 

また、以下のような腸に負担をかけてしまう食品や消化しにくく、症状を悪化させる可能性が高い食品は避けるようにしましょう。

 

  • 脂質の多いラーメン
  • 揚げ物
  • 菓子パン・ケーキ・ドーナツ
  • 辛い食べ物
  • カフェインが含まれる飲み物
  • 乳製品
  • 脂身の多い豚肉や青魚
  • 食物繊維が豊富な野菜
  • 香りが強めの野菜(ニラ、セロリなど)など

 

飲食物は回数を分けて摂取

ノロウイルス感染症は、水分を摂取することを控えてしまいがちです。その理由としては、嘔吐の症状が見られる間は、水分を摂取してもまた吐いてしまいそうな症状を繰り返すことが挙げられます。

 

一度にたくさんの量を摂取すると、嘔吐する可能性が高まるため、時間をかけて少量ずつ摂取することが推奨されます。

少量ずつでもこまめに摂取することで、脱水症状を予防することが重要です。乳幼児の場合は、スポイトなどの道具を使用することも方法の一つです。

 

この時、前もって常温にして保管しておいたり、温めたりしてから摂取し、腸に負担をかけてしまう冷たい飲料水は避けることを推奨します。

 

嘔吐の症状が治まったら、最初は、いつもの食事量の半分以下を目安に、消化の良いものを少しずつ食べ始め、、食べられる量から摂取するべきです。

 

量が足りない場合は、一回の食事量を増やすのではなく、食事の回数を増やして、多めに水分を摂取することを推奨します。その後、2、3日かけて下痢の症状の経過を見ながら元の量に戻し、回復させていきます。 

 

下痢止めの服用

ノロウイルス感染症による下痢の症状を、薬剤(下痢止め)を服用して控えるようにしましょう。理由としては、無理に止めることで、ノロウイルスが腸管内にとどまってしまい、逆に症状を長引かせてしまうリスクがあることが挙げられます。

 

よって感染した初期の段階では、むやみに下痢止めの服用をしないことを推奨します。しかし、症状が重症で、下痢が長期間長引く場合には、医師の診察を受けて、適切な判断をするために相談し、薬剤を服用する場合もあるため、症状に合わせて行動を取ることが重要です。

 

ノロウイルス感染症の予防法

 

ノロウイルス感染を予防するための基本的な方法は、手洗いです。またノロウイルスに感染しないための予防法として、手洗い以外に以下の2つが挙げられます。

 

  • 調理器具の手入れ
  • 加熱処理

 

手洗いについては、帰宅後、調理の前、食事の前、トイレの後、乳児や高齢者のおむつを交換した後など、様々な状況で必ずこまめに手洗いをすることが大切です。

 

特に感染した人の便や嘔吐物を処理する時は、直接飛沫を吸い込んだり、触れたりしないように使い捨ての手袋やマスクを着用するなどで対策し、処理した後はしっかり手を洗うようにしましょう。

 

手を洗った後は、清潔なタオルやペーパータオルなどで拭くことも意識することが大切です。共用のタオルなどは、ウイルスが付着していることがあるため、できるだけ使用することは避けるなど、厳重な注意が必要です。

 

調理道具の手入れ

調理器具は、十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウムで消毒をし、清潔に保つことが大切です。理由として、料理で使用する調理器具に、ノロウイルスが付着している可能性が挙げられます。

 

よって、以下のような調理器具も、使用後はすぐに洗浄し、清潔に保ちましょう。その際には、熱湯による加熱(85℃で1分以上)や塩素系漂白剤・消毒剤を使用した消毒が有効です。

 

  • まな板
  • 包丁
  • 食器
  • へら
  • ふきん
  • タオル

 

加熱処理

ノロウイルス感染症予防で有効な手段の一つとして、熱が弱点のため、加熱処理があります。

 

ノロウイルスの汚染の可能性のある食材(貝類や野菜など)は、中心温度85〜90℃以上で90秒以上加熱処理して、食材の中心までしっかり熱を通してから食べるようにしましょう。

 

まとめ

これまでの内容を踏まえて、ノロウイルスに感染した場合に、保育園や幼稚園、学校への適切な対処を実施できるようにしましょう。また、ノロウイルスとは何なのか、ノロウイルス感染症の症状や治療法、予防法を理解しましょう。

 

【参考サイト】

■感染対策コンシェルジュ

https://www.m-ipc.jp/what/norovirus/

■厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html#09

■いのちをつなぐSARAYA 

https://family.saraya.com/kansen/noro/

■国立医薬品食品衛生研究所

http://www.nihs.go.jp/fhm/fhm4/fhm4-nov001.htm

■感染症予防接種ナビ

https://kansensho.jp/sp/article.html?id=IE00000762

■健栄製薬

https://www.kenei-pharm.com/general/learn/norovirus/5346/

■まめクリニック

https://mame-clinic.jp/column/

■北海道農業団体 健康保険組合

https://www.hokunoukenpo.or.jp/contents/healthpromotion/03.html

kenei-pharm.com/general/learn/norovirus/5016/

■井上内科

http://www.naika-inoue.com/norovirus.html

■逓信病院

https://www.hospital.japanpost.jp/health/health201512.html

 

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