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頭痛もちの人でも大丈夫? コロナワクチンと頭痛の関係

[2022.09.09]

 

コロナワクチンを接種した後、およそ半数の人に出ると言われている副反応。
代表的な副反応はいくつかありますが、そのなかの一つに頭痛があります。
副反応はワクチンを接種して免疫が作られる時に起こる可能性のある生体反応ですが、特に片頭痛など頭痛持ちの方は、副反応による頭痛が心配な方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、コロナワクチンと頭痛の関係について、最新情報をもとにわかりやすく解説します。

 

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目次

1.頭痛もちの人は副反応で頭痛が出やすい。対策をしっかりと

2.副反応としての頭痛の多くは数日で治まる

3.片頭痛などの慢性頭痛があると副反応でも頭痛が出やすい

4.頭痛は市販の薬で対策できることも

5.長引く頭痛は医療機関や相談窓口に連絡を

 


 

頭痛もちの人は副反応で頭痛が出やすい。対策をしっかりと

ワクチン接種の副反応として、約半数の人が頭痛の症状を訴えています。ただそれが長引くことは稀です。
また、普段から片頭痛やそのほかの慢性頭痛に悩まされている人は、そうでない人よりも頭痛の症状が出やすい傾向があるようです。
一部の方を除き、副反応による頭痛が起きた場合は、市販の解熱鎮痛薬を服用しても問題ありません。
ワクチン接種後に起きる頭痛は、ごく稀に重篤な健康被害が原因となっている可能性もあります。
ただ、ワクチン接種に対する不安が接種後に頭痛を引き起こすことがあるという研究結果も発表されているため、不安になりすぎないことも大切です。

副反応としての頭痛の多くは数日で治まる

ワクチン接種後に多く現れる頭痛

ワクチン接種後の副反応として代表的な頭痛。

ファイザー製・モデルナ製のワクチンともに、50%以上の割合で接種後に頭痛の症状が見られていることがわかっています。
ただしその場合でも、接種後数日以内に回復していることがほとんどです。

副反応は個人差が大きいですが、1・2回目接種では、1回目の接種よりも2回目の方が頭痛の発現頻度が高い傾向にあります。

2回目接種での頭痛の発現率は、ファイザー製ワクチンで54.0%、モデルナ製ワクチンで58.8%となっており、モデルナ製の方が若干発現率が高いです。
3回目接種ではファイザー製が48.4%、モデルナ製が55.1%です。
ファイザー製は3回目接種での頭痛発現率が2回目よりも5.6%低くなっています。

また、海外で行われたファイザー製を接種した154人とモデルナ製を接種した120人を対象とした4回目接種に関する研究では、接種から21日目までに21.5%の人が頭痛の副反応が現れたことがわかっています。

ワクチン接種後の頭痛でも副反応とは限らない?

確かにワクチン接種後の副反応で頭痛の症状が現れる人もいるのですが、接種後の頭痛が必ずしもワクチンの副反応とは限りません。
接種前に副反応などの情報に触れて不安を持つことで、日頃から感じることのある些細な体調の違和感をワクチン接種が原因だと思い込んでしまったり、不安や心配から身体が過敏になったりする可能性もあるのです。

アメリカのベス・イスラエル・ディーコネス医療センターは、ワクチンの副反応などの情報に触れ、不安を抱いて接種することで、副反応が実際に現れやすくなるという研究結果を発表しました。

実際は薬の効果をもたないものを「効く薬だ」と信じて服用することで、効果が得られるプラセボ効果というものを聞いたことはないでしょうか?

プラセボ効果の反対で、薬や医師に対して不安があると、有害な効果を引き起こしてしまうことをノセボ効果と言います。
ワクチン接種の際、副反応が出る可能性があることは周知されていますが、それを心配しすぎるとノセボ効果の一種によって頭痛などの副反応が出てしまうことがあると、ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターの研究は示しています。
参考:Beth Israel Deaconess Medical Center「Placebo Effect Accounts for More Than Two-Thirds of COVID-19 Vaccine Adverse Events, Researchers Find」

ワクチンに関する情報を得ることは大切ですが、情報に過敏に反応したり、過度の心配をしたりしないことも必要です。

続く頭痛は危険性の高い健康被害の可能性

ワクチン接種で血栓症を引き起こしてしまい、それが原因で頭痛が起きる可能性もあります。

血栓症とは血液がドロドロになって塊ができ、その塊が血液の流れを妨げてしまう疾患です。
ワクチン接種によって血栓症が引き起こされることは1万人から10万人に1人以下と非常に稀ですが、発症すると言語障害、麻痺などにつながることがあり、最悪の場合は死に至ることもあります。

もしワクチン接種後に長期間頭痛が続くのであれば、血栓症を引き起こしているのかもしれません。ワクチン接種による血栓症による頭痛は、以下のような特徴があります。

  • 接種4日後以降に頭痛が始まった
  • 痛み止めの効果が得られない
  • 横になると痛みが強くなる

以上の特徴に当てはまる頭痛がなかなか治らないのであれば、速やかに医療機関に相談しましょう。
血栓症を発症している場合、頭痛以外にもめまい、目のかすみや胸や足の痛みがあったり、話しづらさを感じたりすることがあります。

片頭痛などの慢性頭痛があると副反応でも頭痛が出やすい

片頭痛や緊張型頭痛について

片頭痛や緊張型頭痛など、慢性的に頭痛に悩まされている人は、副反応でも頭痛が出やすい傾向にあります。
片頭痛と緊張型頭痛がどのようなものなのかも知っておきましょう。

片頭痛の患者は全国に約840万人いて、男性よりも女性に多いと言われています。
血管が広がることで脈を打つようなズキズキした痛みを感じるのが特徴です。
こめかみあたりに痛みを感じることが多く、片側だけ痛むこともあれば、両側が痛むこともあります。
片頭痛が起きると、吐き気を感じてしまう人や光や音などの刺激にも敏感になる人もいます。

片頭痛が起きる原因にはさまざまなものがありますが、コロナの影響でマスクを長時間つけていることも原因の一つとして考えられています。
マスクをつけていると自分が吐き出した二酸化炭素を含んだ空気を吸ってしまいます。
二酸化炭素は脳の血管を広げる効果があるため、頭痛につながってしまうことがあるのです。

また、片頭痛の人には光や音など外部の刺激に過剰に反応してしまう感覚過敏の人もいます。
この場合、ちょっとした刺激を脳が痛みだと判断してしまうので、マスクの紐が耳にかかる刺激を脳が痛みと判断し、頭痛が起きてしまうこともあるのです。

一方緊張型頭痛は、身体的・精神的にストレスを感じた時に起きてしまう頭痛のことです。
にぶい痛みが特徴で、吐き気をもよおすことはありません。

マスクを着用し続けていると、徐々に首の筋肉に負担がかかり緊張状態になってしまいます。
そうすると首や肩周りの血流が悪くなってしまい、頭痛が起きてしまうことがあるのです。

また、コロナで今までとは異なる生活を強いられていることにより、精神的にストレスを感じている場合も、緊張型頭痛が起きてしまうことがあります。
在宅勤務になって仕事のオン・オフがつけづらくなっていることで、ストレスを感じる人もいるでしょう。
コロナが直接の原因でなくても、日常的に感じるストレスが頭痛の原因になってしまいます。

慢性頭痛と副反応の関係

慶應義塾大学が行った調査によると、普段から慢性頭痛がある人がファイザー製ワクチンを接種した場合、ワクチン接種後に頭痛が起きやすいことがわかっています。

この研究によると、ワクチン接種後に頭痛が起きた割合は、慢性頭痛がない人が37.9%だったのに対し、片頭痛がある人が69.2%、片頭痛以外の慢性頭痛がある人が71.4%でした。
また、1回目接種で頭痛が起きた人が20.5%、2回目接種は45.6%で、2回目接種の方が頭痛が起きる傾向にあることもわかっています。

この調査は、調査対象の171人中94%が女性で、年齢の中央値が31歳です。
そのため、結果を一般的なものとして考えることはできませんが、普段から慢性頭痛がある人はワクチン接種後に頭痛が起きる傾向が高いと考えることはできるでしょう。

ちなみに、頭痛が起きた時間の中央値は、1回目接種でワクチン接種から10時間後、2回目接種は12時間後となっています。
また頭痛が続いた時間の中央値は、1回目が4.5時間、2回目が8時間でした。
参考:SAGE journals「Incidence of headache after COVID-19 vaccination in patients with history of headache: A cross-sectional study」

 

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頭痛は市販の薬で対策できることも

市販の解熱鎮痛薬などの選び方

ワクチンを接種した後に頭痛が起きた場合、市販されている解熱鎮痛薬を使っても問題はありません。
また、解熱鎮痛薬がワクチンの効果に影響を及ぼすこともないと言われています。

市販されている解熱鎮痛薬は、非ステロイド性消炎鎮痛剤と非ピリン系解熱鎮痛薬に分けられます。

非ステロイド性消炎鎮痛剤として知られているのはロキソニンやボルタレンがありますが、これは体内で炎症や痛み、熱などを引き起こすプロスタグランジンという物質の生成を抑制することで、痛みを緩和させる効果を持つ薬です。
イブプロフェン・アスピリン・ロキソプロフェンなどの成分は、非ステロイド性消炎鎮痛剤に分類されます。

非ピリン系解熱鎮痛薬として知られているのは、カロナールです。
脳内で痛みを伝える物質の働きを抑制するため、頭痛薬としても効果的です。
また、プロスタグランジンを抑制する非ステロイド系消炎鎮痛剤とは異なり、脳にある体温調節中枢に作用して、熱を逃がす働きももっています。

厚生労働省やアメリカ疾病対策センターは、ワクチンの副反応に対してどちらの解熱鎮痛薬を使っても問題ないとしています。
またファイザー社が行った臨床実験でも、非ステロイド系消炎鎮痛剤を使用しても安全性に問題はありませんでした。

ただ、もともと効果が穏やかで副作用も少ないと言われているのは非ピリン系解熱鎮痛剤なので、不安がある場合は非ピリン系解熱鎮痛薬を選ぶといいでしょう。
市販薬のタイレノールAとバファリンルナJは、アセトアミノフェンのみの解熱鎮痛薬です。
厚生労働省は子どもに安全に使用できる解熱鎮痛剤としてアセトアミノフェンをあげています。

市販の解熱鎮痛薬を使う場合の注意点

基本的にワクチンの副反応による頭痛に市販の解熱鎮痛剤を使用しても問題はありません。
ただ、以下の条件に当てはまる場合は、自己判断で市販薬を服用せず、かかりつけ医や薬剤師に相談してください。

  • 他の薬を服用している方
  • 妊娠中・授乳中の方
  • 高齢の方
  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍や腎機能低下などの病気を治療中の方
  • 薬の服用でアレルギー症状やぜんそくを起こしたことがある方
  • 激しい痛みや高熱が出ている方
  • 頭痛や発熱などの症状が長く続いている方
  • ワクチン接種後の代表的な副反応(頭痛・発熱・疲労・筋肉痛・悪寒・関節痛)ではない症状が見られる方
  • 参考:厚生労働省「新型コロナワクチンQ&A」

また、接種後の頭痛に対して市販の解熱鎮痛薬を服用することは問題ありませんが、症状が出ていない時に予防として解熱鎮痛剤を服用することは推奨されていません。

日常生活でできる頭痛対策

コロナやワクチンの副反応への不安感が原因で、緊張型頭痛が起きてしまう方も少なくないはずです。

その場合は、何よりもリラックスすることが頭痛対策になります。
深呼吸やストレッチをする、アロマを取り入れる、入浴する、温かい飲み物を飲むなど、自分なりの方法でリラックスできるように意識してみましょう。

また、感染リスクの低い場所でできるだけマスクを外すことも効果的です。
また、マスクのゴムの長さを調節したりマスクのゴム用の耳ガードを使用したりすることも、首の筋肉への負担を軽減できるので、頭痛対策になります。
耳が痛くなりづらい仕様のマスクも市販されていますから、耳に痛みを感じるのであれば、購入を検討してみるといいでしょう。

また熱中症が原因で、頭痛が起きてしまうこともあります。気温が高い時期はしっかり水分補給をして、熱中症や頭痛を防止しましょう。

緊張型頭痛対策におすすめ「頭痛体操」

緊張型頭痛に悩まされている方には、首や肩周りの筋肉をほぐす腕を振る体操や肩回し体操など、頭痛体操もおすすめです。

腕を振る体操の動きをご紹介します。
まず脇を開き、両肘を曲げて腕全体が地面と平行になるように上げます。
立ったまま行っても、座ったまま行っても構いません。
そのまま頭を前を向いたまま固定し、肩を動かすイメージで体を左右に1分ほどリズム良くひねります。
どちらの場合でも頭は動かさず、体の軸を意識して、腕の力を抜きます。

肩回し体操は、肘を曲げて肩を軸にし、リュックを背負うときのイメージで、後ろから前に腕を10回程度回します。
今度は、上着を脱ぐイメージで前から後ろへ10回程度回しましょう。

これらの頭痛体操をすることで、凝り固まった首や肩の筋肉がほぐされ、頭痛のつらさが和らぎます。
予防にも効果が期待できますので、日頃から習慣にしてみてください。

長引く頭痛は医療機関や相談窓口に連絡を

ワクチン接種後の副反応として頭痛が起きる人は少なくありません。
ただ、長期間頭痛が続く場合は、血栓症など深刻な健康被害が隠れている恐れもあります。
不安がある場合はできるだけ早く相談するようにしてください。
頭痛だけでなく長く続く高熱などの場合も、速やかに相談しましょう。

心配な症状があるときは、まずかかりつけ医やお近くの医療機関、自治体の副反応相談窓口に相談してください。
副反応に関する自治体の相談窓口は以下のリンクで探せます。

TKP職域ワクチンセンター:厚生労働省・都道府県のお問い合わせ先一覧

また、緊急性の高い症状が出ている場合は、迷わず救急車を呼びましょう。

 

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