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新型コロナ感染症の発生届の対象が変更!陽性登録のメリットデメリットと登録とは?

[2022.10.13]


今までは新型コロナ感染症の陽性判定を受けると、医療機関で発生届が出されて陽性者として登録され、さまざまな支援を受けることができました。
しかし今は新型コロナ陽性の診断を受けても、ほとんどの人は医療機関から発生届や登録はされません。

支援を希望する場合には健康フォローアップセンターに自分で登録をする必要があります。
フォローアップセンターに登録するとMY HER-SYS(マイハーシス)による健康観察や、ホテルの利用(宿泊療養施設)や食品の配送などの、療養上必要になる支援が受けられます。

発生届とは?健康フォローアップセンターとは?登録するメリット・デメリットは?登録の仕方とは?知りたい方は必読です。
詳しく解説しますので、ぜひお役立てください。

 


 

目次

1. 発生届とは?
1-1. 発生届対象の方
1-2. 発生届対象外の方
1-3. 健康フォローアップセンターとは?

2.  陽性者登録をするメリット
2-1. MY HER-SYS(マイハーシス)で健康観察ができる
2-2. ホテル(宿泊療養施設)が利用できる
2-3. 食品の配送を受けられる
2-4. パルスオキシメーターが借りられる
2-5. 病状悪化時の相談先を案内を受けられる
2-6. 療養生活中の悩みを相談できる窓口の案内を受けられる

3. 陽性者登録をしないデメリット
3-1. 健康観察の判断は自身の責任になる
3-2. 買い物や食料品の配達ルートを確保しておく必要がある

4. 健康フォローアップセンターへの登録の仕方
4-1. 自主検査等で陽性疑いになった人
4-2. 医療機関で陽性診断を受けた人

5. まとめ

6. 参考文献

 


 

発生届とは?

国には、保健所に登録する約束のある病気が存在します。
病気が起こっている土地や数、症状の特徴などのデータを集めて、病気の今後の対策を考えるヒントとするためです。

新型コロナ感染症もそのひとつなので届け出る必要があります。
さらに新型コロナは全数把握といって、感染したすべての方の情報を集め医療機関から保健所に報告しています。

その保健所に報告するために使用していたのが「発生届」です。
医療機関から発生届が提出されると陽性者として保健所に登録され、陽性者のもとに療養支援のための情報がSMSにて送信されました。

しかし発生届の書面は医師が記入するうえに、内容はある程度詳細ですのでこの業務は医師の負担を激増させました。
そのため国では2022.9.26より新型コロナ感染症の全数把握は継続しながらも、発生届の対象を限定的にすることにしました。今後、発生届の対象者以外の方は自分で健康フォローアップセンターに登録します。

全国では健康フォローアップセンターという名称ですが、例えば東京都の健康フォローアップセンターは、東京都陽性者登録センターといいます。
それぞれの県庁所在地で健康フォローアップセンターの名称が違いますのでご注意ください。

では、新型コロナ感染症が陽性と判定されたら、医療機関で発生届を出す対象者や自分で陽性登録をする対象はどうなるのか詳しく説明します。

 

発生届対象の方

医療機関が発生届を出す対象の方は自分で登録する必要はありません。
発生届対象の方が新型コロナ感染症が陽性の診断を受けると医療機関で発生届が出され登録手続きも行われます。
保健所からの連絡に従って療養しましょう。

・65歳以上の方
・入院を必要とする方
・重症化リスクがあり、かつ新型コロナ治療薬または酸素投与が必要な方
・妊婦の方
※入院や重症化リスク・治療については医師の判断になります。

発生届対象外の方

発生届対象に当てはまらない方は、療養中の支援を希望する場合は健康フォローアップセンターへの登録を自分で行う必要があります。

・65歳未満の方
・重症化リスクとなる基礎疾患のない方

健康フォローアップセンターとは?

健康フォローアップセンターとは、新型コロナ感染症の陽性判定を受け、療養上の支援を希望する場合に登録する場所です。今までは、新型コロナ感染症の陽性者と診断を受けた方は必ず医療機関を受診して発生届を保健所に提出していました。

自宅でコロナの検査ができる簡易キットで陽性になっても、その事実をもとに改めて医療機関を受診してもらい発生届を提出していました。
しかし、そうすることで診療・検査医療機関への受診が集中し業務の負担が増えることになり、その状況を緩和するために、国では健康フォローアップセンターを開設したのです。

東京都では2022.9.26から東京都陽性者登録センターの名称で開設しています。
ご自宅の管轄の健康フォローアップセンターをご確認ください。

全国健康フォローアップセンター連絡先一覧表

 

陽性者登録をするメリット

新型コロナ感染症で陽性判定を受けたら、お住まいの健康フォローアップセンターに登録する必要がありますが、その登録をするかしないかは本人の判断に委ねられます。

登録をすると、健康フォローアップセンターから案内のSMSが届き、HER-SYSの健康観察やホテル(宿泊療養施設)の申し込み、配食サービスが受けられる、療養相談窓口などの案内があり、それらを利用し療養生活を不安なく過ごせるよう準備できることが最大のメリットです。

症状の経過が不安な方は、内容を確認して必要な支援を利用しましょう。


MY HER-SYS(マイハーシス)で健康観察ができる

MY HER-SYS(以下ハーシスと略す)とは毎日の健康観察を簡単に報告することができるシステムです。
入力した情報は、お住まいの管轄の保健所で共有されるため、それぞれの方の情報を素早く把握し適切なフォローを受けることができます。


ホテル(宿泊療養施設)が利用できる

コロナの症状がある方で、重症化リスクの高い基礎疾患のある方や、同居の家族に重症化リスクの高い基礎疾患のある方や妊婦がいて、早期に隔離が必要な方には用意した施設での宿泊療養が推奨されています。

宿泊療養施設には、看護師が24時間常駐し、健康観察・健康相談を行います。
また、体調に変化がある場合には、医師にリモート相談を行い、必要に応じて医療機関の受診相談をすることができます。

食品の配送を受けられる

同居家族が新型コロナ感染症に感染してしまい買い物に出かけられない、知人にも買い物を頼めない、インターネット通販や宅配サービスでもすぐに必要な食料の調達ができない、などの状況にあり食料の必要な方には、療養中の食料品を配送してくれます。
1世帯に1セットまでとなっています。

ダンボールにスポーツ飲料や栄養補給ゼリー、ゼリー、カップラーメン、即席ご飯、即席丼のもとやレトルトカレーなどが届くことが多いようです。
内容は各自治体によって違いますので、必ず全世帯同じというわけではありません。

非常時にはとてもありがたい支援のひとつです。

パルスオキシメーターが借りられる

パルスオキシメーターとは経皮的酸素飽和度が測定できる医療機器のことです。
指先にはさんで測定する四角い小さな機械で、体内の酸素がどれくらいあるか測れます。

新型コロナウィルス感染症で肺に病気が広がると、肺の酸素を取り込む機能が著しく低下することがあります。
安静にしている状態で深呼吸をしても90%台前半や90%を切ってくると早急に受診や入院治療が必要な可能性があります。 

安静時に呼吸が苦しく感じる状態では症状が進んでいる症例もあり、パルスオキシメーターで呼吸の状態を観察することが大切です。
発症時から高熱が続いている方や咳や痰の多い方は呼吸器の症状が強く、酸素飽和度をはかれるので安心できてよいでしょう。

病状悪化時の相談先を案内を受けられる

自宅療養を開始したものの、なんだか病状の回復が見込めない、熱に加えて呼吸も苦しく症状が悪化してきたので医師に診察を受けたいなど、病状が悪化したと感じる時には、医療相談を受けることができます。

お住まいの地域では管轄がどこになるかご確認ください。

療養生活中の悩みを相談できる窓口の案内を受けられる

療養生活中に、自宅療養のご本人が体調変化時の相談や、療養中の困りごとなどに対応しています。
例えば東京には「うちさぽ東京」(自宅療養センター)があります。

陽性者登録をしないデメリット

新型コロナ感染症で陽性判定を受けたら、お住まいの健康フォローアップセンターに登録する必要がありますが、その登録をするかしないかは本人の判断に委ねられます。
もし療養上の支援が受けられなくても、登録の有無にかかわらず一般に解放している新型コロナ感染症に関する相談窓口や早めの医療相談を自分でする責任があります。

さらにひとり暮らしで買い物に行けない、家族全員が感染すると食料の確保ができなくなることなどが最大のデメリットになるでしょう。
これらの対応を自分で責任を持って用意することができれば、デメリットは少なくなります。

健康観察の判断は自身の責任になる

登録を受けていると、毎日の検温や健康チェックの様子をハーシスにて管理しており、病状変化時にはそのデータを保健所から医療機関などへ共有し、迅速に把握し適切な対応へつなげることができます。
しかし、登録をしていない場合は、病状悪化時は、医療機関にかかる時に、自身でその病状の経過を把握しておかなければなりません。

療養期間がおわるまでは、毎日の健康チェックの経過は、メモなどに残し把握しておき、いざという時のために用意しておきましょう。

買い物や食料品の調達ルートを確保しておく必要がある

療養期間中は不要不急の外出は避ける必要があるため、頻繁に買い物に行くことができません。
インターネット通販や宅配サービスでも、すぐに食料の調達ができる方法があるとよいでしょう

 

健康フォローアップセンターへの登録の仕方

あなたが新型コロナ感染症で陽性の診断を受け、健康フォローアップセンターへ登録する場合にはオンラインで申請することになります。

自主検査等で陽性疑いになった方と、医療機関で陽性診断を受けた方で提出する書類に少し違いがあるので注意してください。
お住まいの管轄の健康フォローアップセンターの方法に基づいて申請しましょう。

全国健康フォローアップセンター連絡先一覧表


自主検査等で陽性疑いになった方

自宅で医療用抗原検査キット等の検査で陽性とわかったらオンラインで申請します。
その情報をもとに医師が診断します。
その結果が陽性の場合には健康フォローアップセンターに登録されます。
オンライン申請時には以下を揃えましょう。

1. 基本情報 氏名、年齢、住所等
2. 検査キットの結果等の写真をアップロード
3. 検査キットにまつわる情報(品目名や製造販売業者名等を入力する)

次のファイルや情報を手元に用意して行うと、申請をよりスムーズに行うことができます。

下記のうちいずれかひとつを使用します。
申請時に氏名・生年月日が確認できる写真データを添付します。

・運転免許証、マイナンバーカード(表面のみ)
・健康保険証、年金手帳、年金証書
・パスポート、運転経歴証明書、在留カード、特別永住者証明書


医療機関で陽性診断を受けた方

医療機関の検査で陽性の診断を受けたら、都が実施する支援を希望する方はオンラインで申請します。
すると陽性者としてセンターに登録されます。
オンライン申請時には以下を揃えましょう。

1. 基本情報 氏名、年齢、住所等
2. 陽性の診断を受けたことがわかる書類等の写真をアップロード

次のファイルや情報を手元に用意して行うと、申請をよりスムーズに行うことができます。

下記のうちいずれかひとつを使用します。
申請時に氏名・生年月日が確認できる写真データを添付します。

・運転免許証、マイナンバーカード(表面のみ)
・健康保険証、年金手帳、年金証書
・パスポート、運転経歴証明書、在留カード、特別永住者証明書

 

まとめ

2022.9.26より新型コロナ感染症の発生届を医療機関が提出する対象は限定的となりました。
陽性診断を医療機関で受けた場合や専用キットで陽性を確認した場合には、自分で健康フォローアップセンターへ申請し、陽性者登録をします。

陽性者となり、自分で登録をしなければばらないという手間はありますが、それが医療機関の助けとなるのなら協力したいですね。

また、支援の内容は、療養生活をおくるうえでのメリットが大きく、症状の経過が見えない時には、そのサポートが療養生活の安心ともなりますので、ぜひ申請して療養生活を送る一助としてください。

 

参考文献

Withコロナの新たな段階への移行に向けた療養の考え方の見直しについて 厚生労働省


新型コロナウィルスについて  厚生労働省

新型コロナウイルス感染症 体調に異変を感じたら ~自分で検査、すばやく療養へ~ 厚生労働省

自ら抗原検査キットで検査、または無料検査会場等で検査して陽性疑いとなった方について 東京福祉保健局

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