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新型コロナワクチンの3回目は交差接種が可能に! 各社ワクチンを比較

[2022.09.09]

新型コロナワクチンは3回目以降の接種において、1、2回目とは異なるワクチンを選べるようになっています。しかし、「実際、どれを選べばよいのか?」とか「途中で変更して、本当に大丈夫なの?」という不安や疑問があるかもしれません。

本記事では、3回目接種に使用可能なワクチンや、最近出てきたばかりの「第3の選択肢となりうるワクチン」について、それぞれの違いや特徴をわかりやすく紹介していきます。

 

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目次

1.3、4回目接種はワクチンを変更しても十分な効果が期待できる

2.3回目接種に新しいワクチンが登場。広がる交差接種の選択肢

3.効果に関しては交差接種の方が上。安全性は…

4.各社ワクチンはどこで接種できる?

 


 

3、4回目接種はワクチンを変更しても十分な効果が期待できる

「ブースター接種」ともいわれる3、4回目のワクチン接種は、その名の通り、発症予防効果を増幅させることが目的です。コロナウイルスワクチンは時間とともに効果が低下する傾向にあるため、免疫効果を押し上げるため、ブースター接種を行うことが推奨されています。

3回目以降は、1、2回目とは異なるワクチンを接種する「交差接種(交互接種)」が可能になります。交差接種でも発症予防効果は十分あることがわかっており、スパイクタンパク質に対する抗体価も若干の違いがあります(詳しくは後述 )。

第3の選択肢となるノババックス社製ワクチンは、ファイザー社製やモデルナ社製と比べて副反応が少ないといわれており、これまでファイザー社製やモデルナ社製のワクチン接種でアレルギー反応が出た人は試してみる価値があるでしょう。

ワクチンの安全性に関しては、交差接種をした場合としなかった場合の副反応の発現頻度に大きな開きがないため、それぞれのワクチンの特徴をしっかりつかんで選んでみてください。

用語解説:ブースター接種

まず、「ブースター接種」について説明しておきましょう。ワクチン接種を受けると、体内に抗体がつくられ免疫力が上がりますが、時が経つうちにその効果が低下する場合があります。

体内に1度つくられた免疫機能には、記憶している抗原が再び侵入すると、より強力な抗体をつくり出そうとする性質があり、これを「ブースター効果(追加免疫効果)」といいます。

この性質を利用し、免疫効果を引き上げる目的で行うワクチン接種をブースター接種といいます。

新型コロナウイルスのワクチンも、時間の経過とともに効果が低下することが示唆されています。そのため、1、2回目の接種完了後、3回目のブースター接種を行うことで低下した免疫機能の押し上げを期待できます。

3回目接種に新しいワクチンが登場。広がる交差接種の選択肢

そもそも交差接種(交互接種)って何?

3回目以降の接種に、初回接種(1、2回目接種)と異なるワクチンを打つことを「交差接種(交互接種)」といいます。

初回接種は同じワクチンの接種が推奨されています。しかし3回目以降は、3回目以降の接種として薬事承認されているワクチンを自由に選ぶことができます。

ただし、年齢制限もあり、年齢によっては交差接種を行うことができません。

交差接種を敬遠する人も少なくない?

初回接種とは異なるワクチンが接種できるようになったとはいえ、3回目を交差接種にすることには不安を感じている人もいるようです。

あるニュースによると、静岡県では初回接種でファイザー社製ワクチンを接種した人の多くが交差接種を敬遠しており、予約数が伸びていないということです。そのため、富士宮市では市民の不安を払拭するため、市長自らモデルナ社製ワクチンで交差接種を行いました。

また東京都では、3回目接種においても交差接種を不安視し、ファイザー社製に希望者が偏る状況がありました。それを踏まえ、初回接種でファイザー社製を接種した人にも、3回目接種は在庫に余裕があり、効果や安全性が確認されているモデルナ社製を接種することを推奨しています。

このように各自治体は、交差接種に不安を感じている人も少なくないなか、より迅速な3回目の追加接種を実現させる方法として、交差接種を積極的にアピールしています。

交差接種の選択肢は何がある?

これまで、初回接種として薬事承認されてきたのはファイザー社製、モデルナ社製、そしてアストラゼネカ社製のワクチンです。これら3つのワクチンのうち、ファイザー社製とモデルナ社製が3回目以降の交差接種として承認されています。

これら2つのワクチンは、接種できる年齢制限が設けられています。12歳から17歳までの人はファイザー社製ワクチンしか接種できません。18歳以上であれば、ファイザー社製でもモデルナ社製でも接種可能です。

そのため、初回接種にファイザー社製ワクチンを選んだ人は、3回目接種にモデルナ社製を交差接種できますが、12歳から17歳の人はモデルナ社製の接種は行えません。該当年齢の人は、3回目もファイザー社製のワクチン接種になります。

モデルナ社製ワクチンを初回接種した人の場合は、18歳以上であれば3回目接種も引き続きモデルナ社製の接種が可能ですし、ファイザー社製の交差接種もできます。しかし、12歳から17歳までの人はファイザー社製の交差接種しか選べません。

すでに言及したように、アストラゼネカ社製ワクチンは3回目接種として承認されていません。そのため、アストラゼネカ社製を初回接種した人は、3回目以降、ファイザー社製またはモデルナ社製いずれかのワクチンを交差接種することになります。

こうした状況のなか、3回目の交差接種として新たに使えるワクチンが2022年4月に薬事承認されました。それがノババックス社製ワクチンです。

第3の選択肢「ノババックス社製」

ノババックス社製ワクチンは、ノババックス社が開発し、武田薬品が国内で薬事承認申請したもので、2022年4月19日に承認されました。武田薬品がノババックス社から技術移管を受け、国内で生産を行っています。国内生産のワクチンは、アストラゼネカ社製に続いて2例目となります。

ノババックス社製は国内で使用できる4例目のワクチンで、ファイザー社製やモデルナ社製のmRNAワクチン、アストラゼネカ社製のウイルスベクターワクチンとは仕組みが異なり、組換えタンパクワクチンというタイプになります。

組換えタンパクワクチンは目新しい技術ではなく、これまで長い間使用されてきた実績があり、B型肝炎ウイルスワクチンや帯状疱疹などのワクチンとして実用化されています。

組換えタンパクワクチンは、ウイルスの一部のタンパク質を体内に投与して免疫を作ります。その仕組みを利用しているノババックス社製ワクチンは、新型コロナウイルスの表面にあるスパイクタンパク質(ウイルスが人の細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の遺伝子をもとに組換えタンパク質を人工的に作り出し、それを体内に投与することで、スパイクタンパク質に対する免疫反応を誘導します。

初回接種であれば12歳以上から使用可能ですが、3回目接種は18歳以上に限られます。18歳以上であれば、初回接種のワクチンが他の種類であっても、ノババックス社製を交差接種できます。

副反応が出にくいという特徴から、いくつかの自治体では、ファイザー社製やモデルナ社製でアレルギー反応や副反応等が出た人に対して、ノババックス社製の接種を勧めています。

 

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効果に関しては交差接種の方が上。安全性は…

接種ワクチンの組み合わせによる効果の違い

研究結果から、初回接種と異なるワクチンを3回目に接種しても十分の効果を期待できることが明らかになっています。

以下の図をご覧ください。

1回目

2回目

3回目

中和抗体価

モデルナ

モデルナ

モデルナ

10.2倍

ファイザー

ファイザー

モデルナ

31.7倍

モデルナ

モデルナ

ファイザー

11.5倍

ファイザー

ファイザー

ファイザー

20.0倍

これは、米国における調査結果です。3回目接種前と接種15日後を比較してスパイクタンパク質に対する抗体価にどのような違いが出るかを調べたところ、いずれも3回目接種前に比べて抗体価が上昇しました。そして、交差接種のほうが抗体価が高まったことも注目できます。

3回ともファイザー社製ワクチンの接種では20.0倍の抗体価倍率だったのが、3回目をモデルナ社製に変えると31.7倍となっています。また、3回ともモデルナ社製を接種した場合の抗体価倍率は10.2倍ですが、3回目がファイザー社製だと11.5倍です。

国内調査にも目を向けてみましょう。厚生労働省の報告によると、3回ともにファイザー社製を接種した場合、約1か月後の抗体価は3回目接種前と比べて51.2倍、3か月後で27.4倍となっています。3回目をモデルナ社製にした場合は、約1か月後の抗体価倍率は64.8倍、3か月後でも36.0倍でした。

このことから、3回目接種を受けると、約1か月後にはスパイクタンパク質に対する抗体価が顕著に上昇すること、初回接種がファイザー社製の場合、3回目接種を交差接種するほうが抗体価が高くなることが考えられます。

モデルナ社製ワクチンについても見ておきましょう。初回接種と3回目接種がすべてモデルナ社製の場合、報告によると3回目接種前の抗体価は988U/mL、1か月後は19,248U/mL、3か月後は9,768U/mLです。3回目にファイザー社製を交差接種した場合の調査では、3回目接種前の抗体価は992U/mL、1か月後は17,757U/mL、3か月後が9,239U/mLとなりました。

この報告から、初回接種がモデルナ社製の場合も、3回目接種をすることで、抗体価が1か月後には上昇することがわかります。

また、3回目接種前と比べて接種1か月後の抗体価倍率はモデルナ社製で19.4倍、ファイザー社製でも17.9倍ありました。3か月後には1か月後に比べて低下はしているものの、やはり3回目接種前に比べてモデルナ社製で9.8倍、ファイザー製でも9.3倍と高い抗体価が維持されています。

接種ワクチンの組み合わせによる安全性の違い

3回目接種において、初回接種と同じワクチンを接種するのと、異なるワクチンを接種するのでは、安全性に違いが出るのでしょうか。調査報告では、3回目接種を交差接種にしても十分安全であるとされています。

まず、初回接種がファイザー社製の場合について見ていきましょう。ワクチン接種後によくみられる副反応は発熱です。3回目が交差接種のモデルナ社製の場合、発現頻度がファイザー社製よりも高い傾向にありますが、両ワクチンともに接種1日後に発現頻度のピークに達し、接種3日後にはほぼ消失しています。

多くの人に見られた接種部位の痛みや倦怠感についても、モデルナ社製のほうがファイザー社製より発現頻度が極端に多いということはありませんでした。

また、わきの下の痛みやリンパ節の腫れ・痛みの症状についても、2回目と同じく症状が出ること、3回目のほうが発現頻度が高かったという点で両ワクチンは共通しています。

そのため、初回接種にファイザー社製を接種した人が、3回目にモデルナ社製ワクチンを交差接種しても、副反応は許容の範囲内であり、ファイザー社製より安全性に問題があるとはいえないようです。

次に、初回接種にモデルナ社製を接種、3回目に交差接種した場合の安全性について見てみましょう。

報告によると、3回目接種にモデルナ社製を選んだ場合と、ファイザー社製を交差接種した場合では大きな差異が見られませんでした。両ワクチンともに、接種部位の痛みや倦怠感などの症状を訴えた人が多くいたという点、発熱についても、接種翌日の発現頻度が一番高く、接種3日後にはほぼ消えるという点で共通しています。

この調査結果から、初回接種がモデルナ社製ワクチン、3回目接種にファイザー社製ワクチンを打つ交差接種をしても、安全性に関して、とくに大きな不安を抱かせる要素はないといえそうです。

(まとめ)3回目で選べる各ワクチンの特徴比較

ファイザー社製、モデルナ社製に加え、ノババックス社製ワクチンも3回目接種で打てるワクチンとして薬事承認され、選択肢が広がりました。

ワクチンの特徴をまとめた下図をご覧ください。

 

ファイザー社製

モデルナ社製

アストラゼネカ社製

ノババックス社製

有効性

約95%

約94%

約70%

約90%

倦怠感(疲労)

55.5%

65.3%

26.8%

49.5%

発熱

13.6%

15.5%

1.2%

5.7%

頭痛

46.1%

58.6%

26.7%

44.5%

2回目接種終了後の発症予防効果は、ファイザー社製が約95%、モデルナ社製が約94%、ノババックス社製が約90%となっています。ノババックス社製は数値がやや低いですが、全体的にみれば、3社とも9割以上なので、発症予防として高い効果は見込めそうです。

ただ、ノババックス社製の有効性はオミクロン株が流行する前のものなので、いま主流のオミクロン株に対してどれほどの効果があるかは、まだ未知数です。しかし、接種後にオミクロン株に対して抗体価が上昇したという報告も寄せられています。

安全性について言うと、ノババックス社製は副反応の発現頻度がファイザー社製やモデルナ社製より低いという結果が出ています。たとえば、発熱の発現頻度はファイザー社製やモデルナ社製では13%から15%程度あるなかで、ノババックス社製は10%以下です。

副反応が気になる人にとっては1つの希望となりそうなデータ結果ですが、安全性に関する数値もノババックス社製はこれからデータをさらに積み上げていく必要のある段階ですので、将来的には変動する可能性もあることを忘れないようにしてください。

 

各社ワクチンはどこで接種できる?

全国の各都道府県には、集団接種ができる大規模接種会場が複数設置されています。事前予約が推奨されていますが、状況によっては予約なしで接種可能な場合もあります。また、指定されたクリニックや病院等の医療機関でも接種予約を受け付けています。

新たに薬事承認されたノババックス社製ワクチンは大規模接種会場以外に、地域によってはクリニックなど一部の医療機関でも接種できるようになっています。

ワクチン接種の予約は電話での予約以外に、各自治体が運営しているWEB予約システムで予約することも可能です。予約システムを使うと、どの施設でどのワクチンを接種できるかを確認できるので便利です。

厚生労働省も会場検索サイト(https://v-sys.mhlw.go.jp/search/)を公開しています。接種可能な全国各地の会場を調べることができるので、ぜひ活用してみてください。

 

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