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迅速検査(イムノクロマト法・ICA法)と精密検査(ECLIA法)の違い

迅速検査と精密検査の違い

迅速検査(IgM/IgG)

 採血後15分で医師から結果説明・医療相談・結果証明書のお渡し

 感度99%・特異度98%と高い(当院の場合:他院では、安価で感度の低いキットを使っている所もあります)

精密検査

 感度・特異度はほぼ100%、結果が出るまでに2~3日を要する、迅速検査に比べてやや費用がかかる

 現時点で最も精度が高いといわれているスイスのロシュ社の試薬を採用(当院の場合)

※ 感度とは:実際に新型コロナウイルスに感染している場合に正しく陽性の結果が出る確率
※ 特異度とは:実際に新型コロナウイルスに感染していない場合に正しく陰性の結果が出る確率
※ 検査の費用や予約についてはこちら

 

迅速検査は不正確?

6月1日に福島県の病院と東京大学の児玉名誉教授が公表した調査結果において、福島県の病院で使われた迅速抗体検査キットの精度の低さを指摘しています。販売元で行われた検証では、感度92%、特異度97%との記載があり、アジアやヨーロッパでも承認されていた抗体検査キットだそうです。メーカーは不明となっています。(https://www.fsight.jp/articles/-/46982)

感度92%、特異度97%というと高いと思われるかもしれません。実際に他のクリニックでは、粗悪な検査キットが「非常に信頼度が高い検査」として安価で提供されているケースもあるようです。そもそもこの診断特性は、PCR検査の結果を比較対象として求められたものであり、もともとPCR検査の感度が低い(50~70%といわれている)以上、正確な新型コロナウイルス感染患者に対するものとは異なる可能性が高い点にも注意が必要です。

当院では、新型コロナの抗体検査を実施するうえで、複数メーカーの抗体検査キットを購入し評価を行うことで、精度のよりよい抗体検査キットを探してきました。また、抗体が陽性になった患者様で希望者に対しては別の抗体検査キットで確認することで、現在主として採用している検査キット(感度99%、特異度98%)を使用することとしています。

当院では、迅速検査(イムノクロマト法・ICA法)であっても、一定の正確性を確保しているものと考えますが、検査に時間がかかってもよいので精度の高い検査を受けたいという方は、精密検査(ECLIA法)または両方の検査をお勧めしています。

検査の精度についての情報は、当院ウェブサイトでも継続的に更新を行ってまいります。

※ 検査の費用や予約についてはこちら

 

抗体をもっていれば再度感染することはないの?

IgG抗体は感染13日以降、96.9%で陽性になるとされています(新型コロナウイルス感染症診療の手引き第2版)。一般的には抗体があれば、感染症にかかりにくくなります。

新型コロナウイルスに感染してIgG抗体を有していた場合、再度新型コロナウイルスに感染(再感染)するか不明です。実験動物での検討では再感染していないとの報告があります(Bao L, et al. Reinfection could not occur in SARS-CoV-2 infected rhesus macaques. bioRxiv. 2020 doi: 10.1101/2020.03.13.990226.)。

免疫と再感染の関係についての情報は、当院ウェブサイトでも継続的に更新を行ってまいります。

※ 検査の費用や予約についてはこちら

 

東京都千代田区九段下、豊島区池袋で内科・総合診療・性感染症外来をお探しなら九段下駅前まめクリニック、池袋東口まめクリニック、東京都港区新橋で性感染症外来をお探しなら新橋駅前まめクリニックにご相談ください。駅前にある当院では、平日夜間・土曜・日曜・祝日に、内科、循環器科、呼吸器科、消化器科、糖尿病内科、泌尿器科、性感染症科、アレルギー科、神経内科、皮膚科、小児科の診療をおこなっています。新宿区、中央区、江東区、目黒区、世田谷区、文京区、渋谷区、台東区、足立区、墨田区、江戸川区、練馬区、北区、中野区、板橋区、大田区、三鷹市など東京メトロ東西線・半蔵門線・副都心線、JR山手線、埼京線、西武池袋線、東武東上線、都営新宿線沿線の神奈川県、千葉県、埼玉県在住の方にもご利用いただいております。

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