一般社団法人えだまめ(市民団体)の活動
<ホームページ作成中のため一時的にこちらに情報を掲載しています>
一般社団法人えだまめ(代表理事:石川雅俊)は、静岡県湖西市に拠点を置く市民団体です。
2020年10月23日、湖西市長(影山剛士氏)宛に、下記の内容を骨子とする公開質問状を郵送しました。
- 湖西市の財政について
- 湖西病院の経営や市内での分娩再開について
- 森友学園問題への関与について
回答期限は2020年10月31日となっており、回答はホームページなどで公開予定です。
本件に関する記事が、2020年10月24日の静岡新聞朝刊に掲載されました。
〇 一般社団法人えだまめについて
一般社団法人えだまめは、静岡県湖西市に本部を置き、国や自治体などによる各種政策の立案・評価・実行を支援することにより、行政の各種政策の合理的な運営に寄与すると共に国民又は地域住民が抱える社会生活上の問題解決を図り、国民又は地域住民が健全な社会生活を営むことに貢献することを目的として活動しています。
問い合わせ先:[email protected]
※ 本社団の趣旨にご賛同いただける方は、ご連絡ください。
〇 公開質問状(2020年10月23日)の内容
1.湖西市の財政について
湖西市の財政は、法人市民税率の低下等に伴い、歳入が減少傾向にあることから、歳入に見合った歳出構造へ「選択と集中」による財政運営を進めるとされています。加えて、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、更なる収支の悪化が見込まれます。このような環境下、「選択と集中」の基準やその背景にある理念が重要になってくると思います。例えば、この4年間で、高校生以下の医療費は無料化された一方で、重度障害者(児)の医療費の負担は増大し、湖西市児童手当は廃止されました。これは、公約として掲げていた福祉の充実とは相反する政策ではないでしょうか。また、今後、新・市民交流複合施設を含め、老朽化したインフラの再構築が必要になりますが、投資は先送りされてきました。他方、湖西病院にはこの10年で、約100億もの繰入が行われており、その多くが赤字補填に使われています。「選択と集中」の基準や今後の財政の見通しについて、ご教示ください。
2.湖西病院の経営や市内での分娩再開について
貴殿の2016年12月の所信表明を見ると、湖西病院の経営の改善、市内での産婦人科医師、出産の場所の確保を選挙公約として掲げていらっしゃいました。2017年には病院事業管理者が新たに就任しましたが、病院の経営は今年になっても更に悪化しており、分娩再開の目途もたっておりません。これについて、9月にポスティングをされた貴殿のパンフレットを見ると、湖西病院の3億円の繰入金減少という実績が記載されていますが、これは借入の返済が一部終了したことによるもので、経営努力によるものではないのではないでしょうか。2019年には、厚生労働省が名指しで他の病院への統合等を2025年までに終えるよう要請しています。この背景には、湖西病院が、地域に求められている医療を提供していないと評価されていることがあります。公約が実現できていない理由、今後の病院の再編の見通しについて、ご教示ください。
3.森友学園問題への関与について
貴殿は、財務省理財局国有財産業務課の課長補佐時代、森友学園への国有地の売却問題に関連して、改ざんされた決算文書の1つである「普通財産の貸付に係る特例処理について」(平成27年4月30日)決裁文書に決済者として名を連ねていらっしゃいます。森友学園への国有地貸付が特例であることから、近畿財務局の専権事項であるはずの国有地売却が財務省本省まで決済があげられており、貴殿が関与されたようにみられます。貴殿はまた、市民団体から被疑者として大阪検察審査会への審査申立がなされたとの情報も公開されています。このような状況にあるにもかかわらず、我々が知る限りでは本件に関する市民への説明はないようです。貴殿が財務省の総括課長補佐として、森友学園問題にどのように関与されたのか、国会でこの問題が盛んに取り上げられている頃を含め、市民に公の場で説明をされてこなかった理由について、ご教示ください。
財務省ホームページ:
https://www.mof.go.jp/public_relations/statement/other/20180523f.pdf
健全な法治国家のために声を上げる市民の会ホームページ: